神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

待望の『ゴジラvsコング』今週公開か……

 新型コロナウイルス禍で、昨年の公開が延期になった『ゴジラvsコング』。その一年越しの今年5月の公開さえ延期の憂き目に遭ってしまったが、ここにきて、急遽来月7月2日の日本公開が決まったそうだ。今まで散々待たせておいて、新型コロナが蔓延するアメリカでの公開までも先を越された挙句、このタイミングで公開が決定するなんて、明らかにあの"クソ東京五輪”を無理やり開催するための"忖度なタイミング”と思うと無性に腹が立つが(# ゚Д゚)、まあ、それはともかく、ようやく本作が観られることだけは素直に喜ぼう。

 

 

 本作のオリジナルといっていい、本多猪四郎監督・圓谷英二特技監督伊福部昭作曲・田中友幸プロデュースの『キングコング対ゴジラ』が公開されたのは1962年。件の『ゴジラ対コング』の公開が今年2021年にずれ込んだことで、奇しくも丁度キリのいい60年を経ての日本公開となった。そういえば、スタッフに名を連ねる巨匠の方々は勿論、主演の高島忠夫藤木悠有島一郎田崎潤平田昭彦といった面々は既に鬼籍に入って久しい・まあ、当時生まれた子が還暦を迎える年齢になることを考えたら、それも致し方ないか……

 

 

 しかし、オリジナルの『キンゴジ』は今観ても遜色ないほど面白い。やはり人間ドラマパートを、有島一郎演じるパシフィック製薬多胡宣伝部長をメインに据えた、どことなくコメディータッチで描かれている点に尽きると思う、。それ故、ゴジラによる原潜シーホーク号破壊の惨劇や、都内でコングが電車車輛を持ち上げ放り投げることに生じる100人単位のおびただしい犠牲者のことさえも、あまり印象に残らない。

 

 もっとも、上記のようなコメディータッチこそ、未だに本作を歴代ゴジラ映画ベストスリーに挙げる身としては、もし『キンゴジ』がリメイクされるならば、是非オリジナルのコメディー的要素を残してほしいなんて、願っていた。でも予告編を観る限り、そんな要素はなさそうだ( ノД`)

 

 そういえば、予告編や「見るんじゃなかった」ネット情報などを鑑みるに、本作は「vs(=対)」となってるものの、ストーリー展開はむしろ東映まんがまつりの『マジンガーZデビルマン』『グレンダイザー対ゲッターロボ』のそれに近いようである。まあ、それはそれで熱くなる展開なんだけどね(;^_^A

 

 何はともあれ、もう今週の公開だ。当然「月に一度は劇場映画観賞」7月分の作品として、万難を排して観賞したい。それにしても、これも公開が遅れた『GODZILLA:King of Monstars』からもう2年以上経過してるんだよなあ(;^_^A