死して屍拾う者無し
「4月4日(しがつよっか)」という日付で、何故か脳裏に浮かんだのが「死(4)して屍(《4》かばね)拾う者無し」という言葉だった。言わずもがな、かの傑作時代劇『大江戸捜査網』のクライマックスに流れる「隠密同心 心得之條」(でよかったかな?)の中に登場するセリフ(ナレーション)である。この「尚 死して屍拾う者無し 死して屍拾う者無し」と念を押すように繰り返されるところで、観る我々の期待はいやがうえにも膨れ上がり、その直後「隠密同心 十文字小弥太!」「同じく 井坂十蔵!」ときて、あのホルンが高らかに鳴り響くお馴染みのテーマ曲をバックに大立ち回りが展開していく。たまにBSや、CSの時代劇専門チャンネルでづ番組が放映されると、とにかくあの判で押したようなlクライマックスがどうしても観たくて、結局最後まで観てしまう(;^_^A
でも、実際には、仲間の死には「死して屍」を拾ってたらしいけどね(;^_^A
そういえば、同番組はもともと「大江戸アンタッチャブル」というタイトルで包囲されていた時期がある。それは「捜査網」に「アンタッチャブル」のルビがふってあったわけだが、勿論英語のアンタッチャブルに「捜査網」の意味はない。おそらく、後にデパルマにリメイクされた、アル・カポネを追う連邦捜査官の活躍を描いた米ドラマ『アンタッチャブル』からの引用だろう。
でも、辻褄が合わないとは知っていても、やはり“昭和世代”には『大江戸捜査網(アンタッチャブル)』のタイトルの方がしっくりくるなぁ(;^_^A