神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ヒロインのウィンク

 今日10月11日は「ウインクの日」だそうで……どうもこの数字を横に寝かせたら、ちょうどウインクの仕草になるんだとか……(;^_^A そんな訳で、今日の「お題」はウインクで………

 

 インディーズとはいえ、今まで23本の映画を撮ってきた(うち9本はヒロインアクション系)が、劇中登場人物にウィンクをさせたのは、2016年に公開した『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』だけだったんじゃなかろうか。

 

 

 本作は、自分が諜報員であることを彼氏に隠している主人公の聖羅が、その秘密を彼氏に知られそうになるが、すんでのところでうまく誤魔化して、且つ事件を無事解決する。その物語のラスト、画面に向かって指を立てて「シ~ッ」ってしながらウインクをする、という、ある種“小悪魔”的な演出であった。

 

 

 この仕草は、勿論スクリーンの向こう側の観客に向かってのもので、彼氏の知らない裏の姿も含めた一部始終の出来事を知った観客に「このことは内緒ね!」って意味合いでさせた次第である。カメラ目線は演出上何度も撮ってきたが、劇中にこうやって作品世界を超えて観客に働きかけたのは、後にも先にもこの時の演出だけではなかろうか。

 

 

 この伍代聖羅を演じたのが、先に愛プロのネットドラマ『HA・NA・TA・BA』において、重病の妻役で主演した山内美沙希さんである。あの作品では儚げなかつエキセントリックな演技を魅せた彼女も、実際は天真爛漫な子で、おそらく台本になかったこの演出を、彼女のキャラを考えて入れたんじゃんかったかな?(;^_^A

 

 

 ウインクって、実際意外と照れ臭いもんで、なかなか自分は勿論、自作映画の演出に取り入れることも難しかったりするけど、あればあったで。小粋で気障でカッコいいものかもしれない。できれば、そんな“気障男”が登場するような物語も考えてみたいね。それこそ『快傑スバット』の早川健宮内洋)のようキャラを(;^_^A