神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

トラック野郎への共感と注文

 今日10月9日は「トラックの日」なんだそうだ。まあ、「10=トウ」「9=ク」の語呂だろうから、実に分かり易い(;^_^A

 

 さて、「トラック」と聞けば、まず思いつくのは、何といっても敬愛なる鈴木則文監督と文太兄ィ・キンキンの仲良し三人組がタックを組んだ『トラック野郎』シリーズだ。当時、松竹の『寅さん』の向こうを張って、僅か5年間で10作が世に送り出された、昭和50年代を代表する名シリーズだ。漢気とお下劣ギャグ、カーアクション、リアルファイトと、まさに“遺伝子レベル”で男心をくすぐる映画だった。

 

シリーズで一番のお気に入りなのが『トラック野郎 天下御免』。劇中、桃次郎が深夜のラジオ放送を聴くシーンがあるんだけれど、あいにく御述の「走れ!歌謡曲」ではなく、岡村美鈴の「いすゞ歌うヘッドライト」だったな(;^_^A

 


 また、高校(3年)生時代愛聴していた、月~土(火~土)の深夜3時から文化放送制作で流れていた「日野ダイナミックスコープ 走れ!歌謡曲」だ。当時何故かハマって、せっせとリクエスト葉書を送っていて、どの曜日でも読んでもらえた。番組自体は深夜走行中のトラックドライバーを対象としていたので、スポンサーCMで流れていた「一人じゃないんだ、日野ファミリー」の惹句と共に、聴いているうちにドライバーへの共感もわいてきたものだった(確か上記の『トラック野郎』における桃次郎(菅原文太)の愛車“一番星号”も日野のレンジャーだったんじゃないかな?)。 番組自体演歌中心だったこともあって、当時の演歌にすっかり精通してしまったことを覚えている。「冠二郎」や「尾形大作」を知ったのもこの頃だった。今ではサブタイトルも「日野ダイナミック“グラフィティー”」と変化し、曜日も月~金(火~土)と一日減ったようだが、ネット局は当時の「東海ラジオ」「ラジオ大阪」「中国放送」から、新たに、先の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」に参加予定だったHOUND PROJECTさんのお膝下にある「福井放送」も加わっているようである。

 

 

 さて、上記のようなことで、トラックドライバーにはいくばくかの共感を覚えてはいるんだけど、一方苦言もある。あのリア部分の鏡面のような反射材は何とかしてほしい。夜間の走行中、眩しくてやれない。一度ヘッドライトを補助光を残して消さなければならないくらいになったもの。特に一車線走行時にはどうしようもない。あれは違法にならないのか。法の改正も待たれるが、まずはこれこそ“自粛”をお願いしたい。