神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

未来のヒロイン企画を“妄想”する(;^_^A

 一昨日は「ヒロインの日」(「10(テン)4(し)=「天使」=「ヒロイン})にかこつけて、我が“広島発ヒロインアクションムービー”の変遷について書いたが、今日は「過去」ではなく「未来」について、つまり新たな作品の構想について簡単に思いつくまま挙げてみたい。ただ、あくまで構想としてだけど……(;^_^A

 

 

 今まで、警備会社の諜報員、探偵社の新米探偵、洗脳され武術を仕込まれた女子高生、文科省の役人、女子高生アイドル、といったキャラクターを描いてきて、ついこの間はアンチヒロインとしてのくノ一まで登場させた。そんな中、今構想にあるのは、「アサシン」「ヒロイン7変化」「戦わないヒロイン」といったキャラクターの物語だ。

 

 「アサシン」に関しては、文字通り「殺し屋」で、過去の例とは異なり劇中作品殺人シーンもあるなど、完全なるアンチヒロインで、それ故“広島発ヒロインアクション”のカテゴリーから外れてしまうかもしれないけれど、石井隆や篠原とおるのようなハードボイルドの線にチャレンジできれば、と考えている。しかしヒロインは飛び道具は使わず、特殊な方法でターゲットを仕留める。その動機には、お決まりの復讐劇が絡めたりする予定だが、感情や辛気臭さは極力排し、クライマックスは追われる者の立場で描けたらいいな、なんて考えている。一応タイトルも決めてるんだけれど、実際上記以外のことはまったく決まっていない(;^_^A

 

 「ヒロイン七変化」に関しては、『天使諜報』シリーズの「なりすまし」を超え、怪人二十面相ばりに、というか、河崎実監督の『メスパイ』(この作品をどれくらいの方が知っているらっしゃるか……)のように、顔毎変装する、という、全く以て荒唐無稽な作品である。そういう点では、「江戸川乱歩の美女シリーズ」みたいなクライマックスになりそう。尤も、こちらもこれ以外は何も考えていないヾ(- -;)

 

 「戦わないヒロイン」の方は、このくらいのことをやらないと、現状のワンパターンから脱却できないかな、なんてところから思いついた企画。「正義」「平和」と「戦い」との矛盾に悩む完全無欠の主人公が、苦悩の挙句にとった行動は、てのがテーマなんだけど、勿論「戦わない」ままではヒロインアクションは成立しないから、それなりのオチは用意されている。ただ、まずテーマやオチありきで、それにいたる劇中の事件や登場人物の配置など、まだ“五里霧中”の段階だ。

 

 今回挙げた企画は、構想というよりも「妄想」な訳で、このうちのどれかを次の企画として始める云々の段階ではない。あくまで「妄想」だ。尤も、なまじ今まで実際に“ヒロインアクションムービー”をこしらえてきたので、このブログを読まれた方に、妙に期待されると困ってしまう。はい、あくまで「妄想」です(;^_^A

 

 そうでなくても、実際映画制作を始めても、毎回「無事完成まで漕ぎつけるか」が不安で不安で、よっぽど作品完成の目処が立つまで、制作そのものを発表できないくらいの「石橋を叩いて渡“らない”」性格なんで、仮にこれらの企画のどれかをスタートさせたとしても、発表はクランクアップ直前になるだろう。ましてや今は「次回作はファンタジーを」なんて考えている状況だし、いろんな諸条件を鑑みて、全く違った企画で制作を始めるかもしれない。

 

 そんな訳であくまで「構想」は「妄想」……「ヒロインの日」に少しでも景気のいい話でもしようと思って書いた次第です(;^_^A