神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

『消えた巨人軍』と水沢アキ

 先日CSのAXNミステリーで『消えた巨人軍』なるドラマが一挙放送されたので録画した。

https://www.mystery.co.jp/programs/kieta_giants

 

 このブログをすっとご覧の方は、私がNPBで贔屓にいるのは地元広島東洋カープと、パシフィックの千葉ロッテマリーンズ北海道日本ハムファイターズ(かつては大の近鉄バファローズファン)であることはご存じだと思うので(;^_^A、別に讀賣ジャイアンツに興味がないことは……否、どちらかといえばその逆であることも知っていらっしゃるであろうヾ(- -;) それこそ昨今新聞を賑わせている、今年のペナントレースを、セは東でパは西で開催し、東京ドームや大阪ドームをメイン会場に使うなんて報道を見ても「なんで西2東4のパが西で、西3東3のセが東なんだ。これって讀賣有利の忖度だろう!」なんて憤ってしまうような人間なんで、むしろ『消えて巨人軍』なんて考えそうな輩なんだけどヾ(- -;)ヾ(- -;)、今回に関しては、1,978年代の懐かしい映像や、主演がかの藤岡弘、だということも手伝って、結局録画することになった(;^_^A

 

 ドラマは、1977年の日本シリーズの映像から始まる(勿論そのシリーズで阪急ブレーブスジャイアンツを破ったことなど全く語られない)。そして長嶋の引退式の映像と共にタイトルバックが流れ、主演の藤岡弘、と共に、大阪志郎、山田吾一といったレギュラーと共に、風間杜夫勝部演之小林稔侍、中田博久(キャプテンウルトラ!)、佐原健二梅津栄池田駿介(01!)、藤山律子(悪の華!!!!)といった昭和を代表する面々がゲストとして名を連ねる。

 

 物語は甲子園球場に向かうジャイアンツの一軍選手と首脳陣の計35人が、移動中の新幹線から何故か全員岐阜羽島で下車し、その後行方が知れなくなり、彼らの拉致したという誘拐犯から身代金5億円が請求されるという事件を軸に、たまたまハネムーンで同じ新幹線に乗車した警視庁刑事の左文字進(藤岡弘、)がその謎に迫る、というストーリー展開になっている。今のご時世ならば「身代金はたった5億円でいいの?)なんて思ったりするけれど……(;^_^A。何はともあれ、その顛末がどうなるかは、まだCM抜きしてブルーレイに焼いただけなので、これから観ていかないとわからない(;^_^A

 

 ただ、劇中進の新婚の妻役を務める、これも昭和を象徴するドラマ女優・水沢アキの透き通るような美しさは本作の華となっている。彼女はほぼ同時期に放映された石立鉄男主演の『気まぐれ本格派』に“お天気お姉さん”で出演していた時も、その美しさは群を抜いていて、見惚れるほどだった(;^_^A

 

 全5話のドラマの後半で、彼女は事件の黒幕と目される西村晃(『君よ憤怒の川を渉れ』もそうだったが、この時代ほとんどの映画ドラマでフィクサー役を務めていたような気がする(;^_^A)ら一派に拉致され、がんじがらめに縛られ、爆弾まで仕掛けられ、最愛の夫である進が駆けつけてドアを開いた瞬間、信管が外れて爆殺させるというエゲツないトラップを仕掛けられる、というシーンがあって、「ここまでするか」なんて思ってしまったね(;^_^A でもその姿すら美しかったかなヾ(- -;)

 

 

 

 劇中、実際の78年当時のジャイアンツの選手が登場するが、別に演技をしているというわけでもなく、おそらく実際の新幹線移動の姿を撮って使用しているようだった。でも本物の選手がドラマに絡むという手法は、当時としては斬新だったと思う。昔は稲尾和久川上哲治を実際に出演させて撮った映画もあったが、逆の意味でも、そこまで大らかではなくなったこの昭和50年代によく撮れたなぁって感心してしまう(^^)

 

 今度はしっかりドラマを観て、またレビューなりを書いてみたい。