神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

その名は「泉」

 全く別次元ながら、これもまた日本のヒロイン特化したビデオレーベルの「GIGA」。往年の、それも昭和のヒロインをモチーフにした、摸倣すれすれの"一応”オリジナルヒロインを有する同レーベルで、確固たる地位を形成したヒロインの一つに「フォンテーヌ」シリーズがある。

 

 

 これは明らかに「美少女仮面ポワトリン」を意識し、白のサテンを基調にしたヒラヒラのきらびやかな衣装に身を包み“お嬢様言葉”を巧みに使う、育ちのいいヒロインだ。それを全編えげつなく責め苛むのがGIGAのGIGAたる所以だが、そのネーミングに関しては、上記の「ポワトリン」とそれにオマージュを捧げた後発の『美少女戦麗舞パンシャーヌ』の名をない交ぜにしたオリジナルの言葉だと思い込んでいた。

 

 しかしながら、このフォンテーヌという言葉は立派なフランス語(fontaine)で、その意味も「泉」「噴水」を指すらしい。どうもGIGAのスタッフにはフランス語に堪能な方がいたようだ。それにしても、上記の東映不思議ヒロインの名をそれとなく踏襲しつつ、且つちゃんとした意味も持っているなんて、なかなか侮れないヒロインだ。惜しむらくはGIGAよりもソフトな描写のZEN辺りのヒロインとして描いてくれたなら、もっと紹介できたのに……ヾ(- -;)

 

 ちなみに、『美少女戦士セーラームーン』の実写版でセーラーマーキュリーを演じた子が、今は芸名を“泉”里香と改めたらしいが(当時は浜千咲名義)、これもフォンテーヌ命名の理由の一つなのだろうか………ヾ(- -;)