神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

夢のセーラーコラボ!

 実写版美少女戦士セーラームーンが放映されていた頃、是非実現してほしいと願った企画があった。それは“ドラマとミュージカルのコラボレーション”である。
 
 周知の通り、生身の女性が漫画のヒロインであるセーラームーンを演じる企画は、ドラマを遡ること10年前、既にミュージカルとして実現していた。漫画・アニメならば多少薄まる“コスプレチックなセーラーコスチュームを着るいかがわしさ”をまさに体現してくれたこのミュージカルは大変盛り上がったようだ。事実、回によってはロビーにあふれ出たファンのため急遽舞台の様子がその場でビデオ放映されたこともあったらしい。
 
イメージ 1
 
 やがてこの企画は実写ドラマとなってお茶の間に広く公開されることとなる。そんな中で、ドラマ専用のキャストが人選され、後に北川景子のようなブレイクする女優も含め、5人のキャラクターが実に生き生きと作品世界を描き出していた。それはそれで素晴らしいことなんだけど、彼女らに先駆けて“生身のセーラームーン”を演じてきた、ミュージカルの“セーラー戦士”たちの心中を察すると、複雑なものがあったのでないかと勘ぐってみたりする。「どうして舞台で頑張った自分たちを抜擢してくれなかったのか」と……
 
 そこで、一度くらい、ドラマの5人とミュージカルのメンバーにドラマか映画で共演してほしかった。それはミュージカル戦士への敬でもあるし、事実そんな物語の発展は、観ていてきっと面白いだろうから。
 
 そうなると、「いかに出演させるか」ということになるが、まさか“偽者”で登場させるのも特撮ドラマの常套手段とはいえあまりにも失礼だし、そうなると、例えば「現セーラームーンのメンバーが憧れる先代の伝説のメンバー」とかでミュージカル戦士を出演させるようなことは可能だったのではないか、と思ったりもする。いずれにしても、仮面ライダーも真っ青の“10人セーラー戦士見参!”といった究極のドラマが撮れたかも知れない。そう思うとワクワクする。
 
 今となっては夢物語だが、もし当時可能だったならば、是非3代目セーラームーン役を務め、若くして急逝した神戸みゆきの生前に実現していてくれれば、どれだけ良かっただろうか……今更ながら、合掌。
 
イメージ 2