神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

トリコロール

 今日、たまたまCATVで大映特撮映画『大魔神怒る』を最初から最後まで観賞した。
 
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 この作品はうんと前、それこそVTRもなかった学生の頃に一度観て以来だったので、細部に関してはよく覚えていなかったものの、アラカツマ像が爆破されるシーン、藤村志保が磔にされるシーン、海が『十戒』の如く二つに割れ、その間を大魔神がノッシノッシと歩くシーンなど、断片的に覚えていた場面もあって、なかなか楽しめた。
 
 ところで、この『大魔神』シリーズ3部作は1966年の一年間に全て公開されたという、まさに時代を狂的な速度で駆け抜けたシリーズで、“早撮り”が取り柄の『天使諜報★神宮寺真琴』3部作と一脈通じるものがあるが(笑)、逆に、等身大の大魔神アラカツマを創ってしまった故の“費用対効果"のための三部作だったとすると、これは巨大T-REXを造形したため、それを流用しての『カルノサウルス』シリーズ2部作と『ジュラシックアマゾネス』をこしらえた、かのロジャーコーマン御大のそれとそっくりで(爆)、そう思うと何とも奥の深い作品といえる(まさか……笑)