神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

ヒロインアクションの系譜

 我が国における"ヒロインアクション"の系譜を改めて考えてみると……遡れば藤純子の『緋牡丹博徒』シリーズに志穂美悦子の『女必殺拳』シリーズ。杉本美樹の『0課の女・赤い手錠』、横山エミーの『スーパーGUNレディ・ワニ(82)分署』といった"ダーティヒロイン"ものもあった。

 翻って1980年代。あの華奢な斎藤由貴(当時)が精一杯い虚勢を張って啖呵を切る『スケバン刑事』シリーズより、"ヒロインアクション"はTVにその活動拠点を移し、以後、仙道敦子らの『セーラー服反逆同盟』、五十嵐いづみの『少女コマンドーいづみ』(これは是非リメイクしたかった!)、小高恵美の『花のあすか組』、奥田圭子の『こんな学園みたことない』、花島優子の『美少女仮面ポワトリン』と続き、現在『美少女戦士セーラームーン実写版』『美少女戦麗舞(セレブ)パンシャーヌ』『キューティハニー THE LIVE』などに引き継がれ、連綿と続いている。

 こうやって考えてみると、この国の"ヒロインアクション"というジャンルはかなり完成されたもののように感じられる。思えば「平家物語」の"静御前"だって立派な"ヒロイン"だ(笑)

 次はこのテーマについて、もっとコアに掘り下げて検証してみたいと思う(笑)