神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

邦画

キューピット不在の「リアル『リンキング・ラブ』」!

ここ最近一押しの『リンキング・ラブ』において、主人公美唯の“未来の母親”真塩由美子役を演じた石橋杏奈。まさにオーソドックスな清純派女優の面立ちで、“80~90年代系アイドル”って設定はまさに当たり役! 美唯役の田野優花とのダブル主演で『リンキンガ・…

『リンキング・ラブ』!!

久々に“超”正統派の「アイドル映画」も魅せてもらった! それもアイドルが主人公の映画ではなく、文字通り王道の「アイドル映画」である(^^) 鑑賞後、大いなる“感激”と若干の“興奮”さえ覚えながら、ここにその作品『リンキング・ラブ』の感想を記す(;^_^A A…

これぞ“昭和ゴラク”の二本立て!

昨日、日本映画専門チャンネルで放映されていた『エレキの若大将』を録画して、その一部だけを垣間見たんだけれど……OPの東宝マークからタイトルテロップまでのノリが、東宝スコープ(シネスコ)の画面と相まって、何とも60~70年代の東宝映画独特のカラー…

愛と平和の詰まった“新新”尾道シリーズに期待!

昨晩のローカルニュースで、先頃癌を乗り越えて、以前からのライフワークともいえる『花筐/HANAGATAMI』を撮り終えた大林宣彦監督が、何と新作を、しかも久々に故郷・尾道で撮るという話題を紹介していた。 かつては“尾道三部作”シリーズを始め、…

『HOUSE』の池上季実子に、平成女優の面影を観た……

先日、大林宣彦監督について言及したからか、ふと気になって監督の映画デビュー作『HOUSE』に思いをはせてみた。 昨年末の「24時間丸ごと 映像の魔術師・大林宣彦」で放映された『HOUSE』を録画していたので、それを垣間見ながらいろいろ思いを巡…

「ゴラク」という“糖衣”に包んだメッセージ

今日、思いがけず(こんなこと多いなぁ(;^_^A)、BSで「最後の講義『大林宣彦』」なる番組を観た。この番組の存在自体は知っていたが、たまたまその時は何度目かの再放送。こういう形で大林監督の講演を聴くのは、癌発症前の2016年8月に、全国高校総合文化…

若松孝二監督作品“パーソナル”フィルムマラソン!

最近、思うところあって、以前購入した「若松孝二 性と暴力の革命」(現代書館・鈴木義昭/若松孝二著)を読み始めたんだけど、これが面白いのなんの……! まだ途中までしか読んでないんだけれど、また改めて親愛なる若松孝二監督の作品が無性に観たくなって…

棟居刑事と健さん 『君よ憤怒の河を渡れ』

角川映画の歴史と裏側を綴った著「いつかギラギラする日」の中に、『人間の証明』に関わる記述があった。その中で、主演の棟居刑事役に、高倉健が非常に乗り気であって、且つ自分が演じられるものと確信していたのに、プロデューサーの角川春樹が未完の『オ…

『眠狂四郎炎情剣』~圧巻!玉緒のヴァンプぶり!~

昨日、日本映画専門チャンネルで『眠狂四郎 炎情剣』を観た。実は往年の邦画ファンを標榜しながら、まともにこの大映の稀代の名作シリーズを観たことがなく、しかも例によって途中からの観賞になってしまったんだけれど、面白いのなんのって……しっかり作品世…

『孤狼の血』を観に行かなくては!

広島が今一番期待をかけている映画が『孤狼の血』だ!(だよね?) いろんなところで絶賛されて、さぞや大ヒットしているものと思っていたが、どうやら観客動員で少々苦戦しているらしい。その真偽は定かではないが、やはり「ここは一つ劇場へ」と気張っては…

一押しの「礼子」さま(;^_^A

往年の「日活アクション」の中心的存在だった“日活ダイヤモンドライン”のメンバーには、決まってカップリングするヒロイン(マドンナ)がほぼ固定で存在していた。石原裕次郎ならば後の細君の北原美枝、マイトガイ・小林旭には浅丘ルリ子、トニーこと赤木圭…

唐突すぎるぜ! マイトガイ!

ヒロインの浅丘ルリ子を小型ボートに乗せ、まんまと洋上に二人きりで連れ出した宍戸錠。そこでやにわにルリ子を我がものにするべく、彼女を手込めにしようとする。激しく抵抗するルリ子に「どんなにわめいても、誰も助けに来ないぜ」とうそぶく錠。その瞬間…

モノトーンの虚構性

かつて、黒澤明監督の『天国と地獄』を観た時に、後半のシーンでモノクロの煙突からピンクの煙が立ち上っているカットを目撃して、ひどく興奮したことを覚えている。何だか「ありえないもの」、それ故「観てはいけないもの」を観てしまったような感覚にとら…

苦悩するマイトガイ

今広島で異様に盛り上がっている映画といえば、何といっても『孤狼の血』! 警察もとい「広島じゃけぇ、何をしてもえぇんじゃ!」といわんばかりのド迫力で席巻しているようだ。しかも「広島ムービー」とはいえども、舞台は一昨年の『この世界の片隅で』同様…

若松孝二監督を振り返る

生涯の生業を得るために4年間を過ごした学生時代だが、そこで一番得たと自負できるのは、映画制作との出会いだった。とは云っても、実際に映画の道を志した同級生とは裏腹に、私は“無難”な生業の道を今日まで歩んではいるものの、やはり“麻薬”のような映画…

『CUTIE HONEY -TEARS-』~「キューティハニー」の“換骨奪胎”~

ヒロインアクションファンにとって「キューティハニー」は特別な存在。それ故常に「実写映画」を望みつつ、かつては実車特撮技術がとてもアニメの自由な作風に追いつかないと諦め、昨今CG特撮技術の飛躍的発展にあってもなかなかアニメの「如月ハニー」を…

スクールガール・コンプレックス~放送部篇~

昨日、仕事で立ち寄ったとある施設のロビーでたまたま見た新聞のTV欄に、思いがけないタイトルがあった。その名も『スクールガール・コンプレックス~放送部篇~』! この中の「放送部」ってフレーズがとても気になって、深夜枠で放映される同映画を「録画…

ララバイオブユー

角川映画版(1979)の『戦国自衛隊』のラストは、いつ観ても泣ける! とにかくジョー山中の「ララバイオブユー」のインサートが絶妙。時代のうねりに翻弄され、図らずも刃(銃?)を交えることとなった伊庭三尉(千葉真一)と長尾景虎(夏八木勲)。その切な…

“GANTZ”先生?

「GANTZ」って、“ガンツ先生”のことだったんだそうだねΣ(゚д゚;) 先日、実写映画版の『GANTZ』を放映していた。この作品、公開時より、二宮和也・松ケンといった2ダイキャストの競演や、主人公たちが身を包むビザールな黒いボンデージスーツのビジ…

自分色に変幻自在!

深夜に『宇宙戦艦ヤマト』の実写映画を放映していた。なんとこんな時間帯に…… それにしても、感心するのは、本作の森雪役といい、『ルパン3世』の峰不二子役といい、黒木メイサはアニメ界のレジェンドというべき2大ヒロインを一人で演じてるんだよなぁ……こ…

あの人のこと!①

かれこれ この日のブログは書きかけのまま終わってしまって……その分、うんと後になったけれど、8月11日(土)に「麻薬ギャングから総理大臣まで」~素晴らしき“ジェットコースター”人生」(https://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/29542244.html)と称…

『パンダコパンダ』と「チャンピオンまつり」と

『女子高生戦士☆英あいり』でシネコン初進出を果たした当地、イオンシネマ広島に久しぶり足を運んだところ、こんなポスターを目にした。何とも懐かしい『パンダコパンダ』の上映告知である。 かの宮崎駿も制作に参加した、後に傑作の誉れ高き称号を頂く作品…

我が永遠のマドンナ

富田靖子が『アイコ十六歳』でデビューしたとき、原作者の堀田あけみが高校生にして本作で文藝賞を受賞したことへの羨望ややっかみもあって、敢えて映画館まで足を運ぶこともなかった。まあ、今思うと、ほぼ同世代で同じようにそこはかとなく文壇デビューに…

『64-ロクヨン-』で垣間見た“悪辣な”表情

1964年(ロクヨン)生まれの誕生日に、“昭和64年”をテーマにした『64』(ロクヨン)が放映されるとは、何たる奇遇!(;^_^A ところで、この映画で誘拐犯に翻弄されるスポーツ用品店の親父・目崎役で緒方直人が出演してるんだけど、身代金を載せた車で犯人に誘…

『トワイライトささらさや』で“自問自答”

今日、『トワイライトささらさや』を放映してて、たまたま観始めたのが後半の方だったんで、主人公の未亡人・新垣結衣の亡き夫(大泉洋)の父親(石橋凌)がやってきて、孫(つまり彼女らの息子)を引き取りたいと迫るシーンからの観賞だったんだけど、その…

『テルマエロマエⅡ』

今日1月24日は、ローマ皇帝の一人・ハドリアヌスの生誕日だと、グーグルで記されていた。それでこの“ハドリアヌス”という名、どこかで聞いたことがあるよな、って考えたら、何のこともない、かの『テルマエロマエ』シリーズで、市村正親が演じた皇帝じゃな…

今更『SPACE BATTLE SHIP ヤマト』

初めて『宇宙戦艦ヤマト』のTVアニメが放映されたのは1974年。未だ“昭和ゴジラ”も作り続けられていたし、ウルトラシリーズも健在、と特撮映画・ドラマがまだ一般的な時代だったんで、このアニメ(当時はテレビマンガ)を観た時には、「どうしてミニチュア…

『ドゴラ』『Gメン』『ジェラシーゲーム』

もうかれこれ30数年前の話だが、学生になった年、高校時代の親友と一緒に初めて「にっかつ」の映画館に足を運んだことがある。その年だったか、広島の中心街に「広島にっかつ」がオープンした時で、当時は"広島で一番新しい映画館"との触れ込みだったと記憶…

『座頭市 対 "捕食者"』が凄い!!

江戸時代の日本で、座頭市が、特殊(フリークス)忍者軍団が、そしてかの“捕食者”が三つ巴で大暴れする……そんな夢のような予告編が存在する、その名も『座頭市vsプレデター』!!!Σ(゚д゚;) これは、mixiの方で翻意にして貰っている方の記事で知ったんだけれ…

『私をスキーに連れてって』

1980年代のバブル期を席巻したホイチョイ・プロダクションズ。当時のバブリーな時流に乗り、数多のヒット作を世に送り出した。時流や政界に寄り添ってしたたかに成り上がる姿は、秋元康を彷彿させるが、ここの取締役の馬場康夫も学生時代同窓の“アベ友”と、…