神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

特撮

20世紀の“トクサツガガガ”?

つい最近まで放映されていた、NHKとしては異色の特撮(?)ドラマ『トクサツガガガ』。“トクサツ(特撮)”といっても、別に特撮シーン満載のドラマではなく、そんな特撮ドラマに思いを馳せる可愛らしい娘さん、言うなれば「可憐な特撮マニア」を主人公に…

「チャンピオンまつり世代」の『モスゴジ』

今日からいよいよ日本映画専門チャンネルで「東宝チャンピオンまつり版ゴジラ全7作品一挙放送」がスタートした。その先陣を切るのは『モスラ対ゴジラ』。勿論しっかり観賞させてもらった(;^_^A 今回は予告編も放映ということで、「もしかしたらチャンピオン…

大杉漣を超えてゆけ!

かの川内康範先生の原作にして、70年代特撮ドラマ界を席巻した問題作『正義のシンボル コンドールマン』。そこに登場する悪の軍団・モンスター一族の尖兵であった「ゼニクレージー」が、現在、まさかまさかの“奇跡の復活”を遂げてしまったぁ!! これは星野…

東宝チャンピオンまつり復活か?

これはとある録画番組の編集を行っていた時に気付いたんだけど、この3月に日本映画専門チャンネルで、往年の「東宝チャンピオンまつり」バージョンの昭和ゴジラ映画を一挙放映するそうだ! 既に「東映まんがまつり」を“再現”した局だけに、ちょっぴり期待は…

今年の“命日”はこんな「飛鳥五郎」ネタで……

2月2日、毎年この日は決まって「飛鳥五郎」ネタを書いてしまう(;^_^A いうまでもなく『快傑ズバット』第一話に登場即殺害される、主人公・早川健(宮内洋)の親友である飛鳥五郎の命日であり、且つ『快傑ズバット』が初放映された日付だからだ。おそらく、…

震災とCM自粛

今年で、俗に“平成ガメラシリーズ”の銘打たれた3部作の第一弾『ガメラ 大怪獣空中決戦』が3月11日に公開されて、丁度25年目にあたる。実は今日は、1995年に“阪神淡路大震災”が発生してから、同じく25年目を迎える「祈りの一日」だが、ここで敢えて『ガメラ…

「東映まんがまつり」は“ごった煮”じゃなくっちゃ!

最近「日本映画専門チャンネル」で「東映まんがまつり」を予告編も交えて丸々流すって企画があったんで、録画して観てみた。今回放映されたのは1984年12月公開の「東映“お年玉”まんがまつり」って回だったんだけど、その時に放映されたのは以下の通り 『キン…

『シン・ゴジラ』再見

今日、テレ朝で『シン・ゴジラ』が放映されていた。思えば昨年11月12日以来の放映。あの時は、スペースワールド最終年で訪れたホテルの部屋で観賞したんだけれど、今やそのスペースワールドも閉園し、そのほぼ1年後の今年11月20日には、テーマパークの象徴…

「平成最後のEXまにあっくす ~濃ゆいの集めました~」

つい先日、CSのテレ朝チャンネル2が視聴できるようになって、その1時間後にようやく観賞できたのが、「EXまにあっくす」。この番組はドランクドラゴンの塚地武雅を番組案内人に、特撮関係(特に円谷プロ)を中心に、今ではほぼ視聴が叶わない2時間ド…

頭にきらめくデンジメカ……

その頃、もう高校生になっていたが、土曜6時には『電子戦隊デンジマン』を観ていた。そのお目当ては、デンジピック・桃井あきらこと小泉あきら(現弓あきら)だったヾ(--;) 「あきら」という如何にも男の子のような名前と愛くるしい表情とのギャップが「神…

「戦闘員」の表示?

昭和少年の「ゴールデンタイム」、土曜8時の話題に関してもう一つ……… 町工場の様な場所でよくお目にかかる結構有名な表示。見れば赤い二本の炎が揺らめいているようなデザインで、何かの記号か商標のようだけど、小学生当時の私にとってその表示は「アンド…

斉藤工『惑星大戦争』をかく語りき

先の西日本豪雨禍の際、“お忍び”で広島県安芸郡坂町の土砂撤去作業ボランティアに単身来てくれた好漢・斉藤工。実は家内も大ファンで、また彼の映画愛には私もエールを送っている件の斉藤工が、洋泉社刊の「映画秘宝」に連載している「斉藤工の映画じかけの…

『BRAVE STORM ブレイブストーム』

広告代理店としてスタートし、その後日本特撮ドラマの先駆けとなる『月光仮面』を筆頭に、数多の少年向け(特撮含む)ドラマを世に送り出した宣弘社。後発の円谷プロや東映(テレビ映画部門)が『ウルトラマン』『仮面ライダー』でメジャー人気を獲得するが、…

『地球防衛軍』 "大人"の河内桃子

過日、東宝SF特撮映画『地球防衛軍』に触れ、あのイマジネーションを刺激する精密なミニチュアワークや合成の素晴らしさについて書いたけれど、それとは別に、本作は往年の東宝を代表する女優・河内桃子が、その特撮映画のフィルモグラフィーの中で一番「女…

『地球防衛軍』に見るミニチュア特撮の“重み”

今年から始まった日本映画専門チャンネルの「東宝特撮王国」も今月がいよいよラスト。その掉尾を飾るのが、東宝初期SFスペクタクル3部作の『地球防衛軍』と『宇宙大戦争』の2本。タイトルからして“王道”だ(;^_^A そんな訳で、今回は『地球防衛軍』を観賞…

愛くるしい女医さんは、筋金入りのスベ公女優?

今月の「東宝特撮王国」ラインナップの1本、『緯度0大作戦』が放映された。かつては曰く付きの“封印映画”であった本作が、CSとはいえこうしてお茶の間で観賞できるようになったのは感慨深い。本作に関しての感想はまた改めて書くとして、今回は本作に登…

真琴と真琴と真琴と……

もう終了間近な8月だけれど、今月の日本映画専門チャンネル「東宝特撮王国」ラインアップの1本『海底軍艦』が先日放映されていた。内容や感想に関しては後日記載するとして、何はともあれ、久しぶりに“オリジナル神宮寺(司)真琴”を拝見出来たよ(;^_^A 劇…

「地球頂きます!」~都市破壊の先にあるもの~

CSで『帰ってきたウルトラマン』第48話「地球頂きます!」を観賞。ある日、宇宙から小型のカプセルが地球に落ちてくる。それを、その日も授業をサボった当世一の怠け者小学生・勝が拾い、中を空けると怪獣ヤメタランスが格納されていた。ヤメタランスから…

“美女とガス人間”

『ガス人間第一号』ってタイトルが誤解を招くのかも知れない。いっそ『美女とガス人間』にすればいい……… 日本映画専門チャンネル恒例の「東宝特撮王国」、今月のラインナップの1本『ガス人間第一号(「第」は略字)』を観賞。かねてから傑作の誉れ高い作品…

夢の競演???

今日CSで再び『美女と液体人間』を観て、改めて感慨に耽ったのが、下のショットである(;^_^A ここには平田昭彦演じる主人公・佐原健二の友人である刑事の部下として、さりげなく中丸忠雄と土屋嘉男が登場しているが、ご存知のように、中丸忠雄は“東映変身…

2本の切ない「~愛をこめて」

『帰ってきたウルトラマン』第44話「星空に愛をこめて」を観賞。この回は、マットの岸田隊員(西田健)が怪獣に襲われていた女性を救出し、それがきっかけでその女性と結婚を考えるまで愛し合うが、実は彼女はあろうことか岸田が開発したレーダーを破壊する…

眠れマッハバロン

地元が災害禍で右往左往している折、またしても驚く訃報が報道されていた。下塚誠氏の訃報である。 下塚氏といえば、何といっても『スーパーロボットマッハバロン』の主人公・嵐田陽に尽きる(というか、殆どこの役のイメージ)。そこで、この機会に所有して…

七夕に生を受けた“特撮の神様”

今日は七夕……といっても、今西日本ではそんな悠長なことを言っていられない事態に陥っている。何でも数十年に一度の豪雨だそうで……実際昨日は帰宅にいつもの3倍以上の時間を費やすぐらいの渋滞で、その間断続なく車に叩きつける雨脚や、水かさを増す河川に…

アダルティーなホラーとしての『美女と液体人間』

文月に突入して、東宝特撮王国のラインナップも『美女と液体人間』『ガス人間第一号』と“変身人間シリーズ”に様変わりした。それで、3日は前ラインナップ『妖星ゴラス』『キングコングの逆襲』に続けて“美女液”が放映と、何とも豪華な往年東宝特撮映画3本…

『妖星ゴラス』の魅力をもう一度(;^_^A

昨晩、東宝特撮王国の枠で『妖星ゴラス』が再放映。この7月のラインアップは『美女と液体人間』『ガス人間第一号』って決まってるから、おそらく今回が最後の放映になるだろう、と思って、広島vsヤクルト戦と平行して観賞。そんなわけで、今回が最後の『妖…

決定的スクープ! コングは北極の“土砂”をかき分けた?!

前々から薄々は気付いていたものの、この度の日本映画専門チャンネルでのリピート放映で、図らずも露見した『キングコングの逆襲』の“決定的矛盾”について……それもズバリ、「北極は大陸だったんだ!」との衝撃映像を紹介したいΣ(゚д゚;) 劇中、安価で高性能の…

ゴラスと『スペース1999』

今日も日本映画専門チャンネルで『妖星ゴラス』のリピート放映がされていたので、NPBの広島vs讀賣戦と平行して観賞。劇中の時代設定によれば、我が高三の冬に地球に最接近するゴラスだが、広島歓喜の五連勝達成の瞬間と“隼号の悲劇”が時間的にカブる中、それ…

「轟天号」から「轟天」へ…東宝特撮系超兵器の変遷

先日、この「神宮寺真琴のつぶやき」の二年前の拙ブログ「スーパーノアの“夢”を轟天に乗せて……」(https://blogs.yahoo.co.jp/jinguji_ipf_s1986/28113151.html)にコメントを頂いて、これを機にこの件を交えて、いろいろ記述していきたいと思う。 先に観賞…

懐かしき我が青春期と『妖星ゴラス』

映画の中には、初見から時間の経過と共に自分の中での価値観がめまぐるしく変化していくものがある。特に往年の特撮映画、B級アクション、及び上映形態などにその傾向が顕著なんだけど、とりわけ先日「東宝特撮王国」(by日本映画専門チャンネル)で放映さ…

日本特撮史上最高の二本立ては?

日本特撮映画史上において、最高の2本立ては、1966年4月17日公開の、大映映画『大怪獣決闘ガメラ対バルゴン』『大魔神』の超豪華ラインナップに尽きる! かの特撮映画の老舗・東宝ですらなし得なかった、特撮巨編2作品同時封切り。それも後の高評価も含め…