神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

#ドラマ番組

「挑戦」の2020年も残り3か月……今から「倍返し」は可能か……?

長月最後の週末(週初め?)に放映された『半沢直樹2』の最終話を観賞。今までストーリーもいまいちわからないまま時折“垣間見”していただけだったが最終回だけは、過去の鬱屈したものを一気に解放してくれるものと期待して観ることにした。あいにく今ここ…

奥田圭子出演作品“コンプリート”のすゝめ

昨日も話題にした、1985年公開の『パンツの穴 花柄畑でインプット』でデビューした、演技派アクション女優としての活躍も光る、広島出自の女優・歌手である奥田圭子。彼女の代表作ともいえる『こんな学園みたことない!』が未だソフト化・再放送もされない中…

ワルキューレさやかと「女木島」と

『こんな学園みたことない!』ソフト化・再放送を目指して行動されているリトルナーレさんのツイートで、同様に本作品のソフト化を希望し、本作に特化したブログを展開されている天平(夢時次郎)さんのブログ「青い密蜂を探して・・」の最新回「女木島に渡ら…

”伍代聖羅”大いに羽ばたく!

2016年公開の拙作『学園特捜☆伍代聖羅~戦士の休息~』。この作品で主人公のヒロイン・聖羅役を務めてくれた山内美沙希さんに関して、ビックな情報が飛び込んできた。彼女がネットにUPされている短編映画(ドラマ)の主役に抜擢されていたのである!!( ゚Д…

70年代・日曜22時台“ヒロインアクション枠”の興奮

現在CSのAXNミステリーで『チャーリーズエンジェル』を放映しているのを知った。これはもちろん今年公開された映画ではなく、以前ドリュー・バリモア、キャメロン・ディアス、ルーシー・リューで映画化された2作品でもなく、正真正銘のオリジナルドラ…

菊池桃子をめぐる2つの映画・ドラマ

CS日本映画専門チャンネル期待の「プレイバック!アイドル黄金時代~80年代アイドル映画Collection~」カテゴリーで、ついに『テラ戦士ψBOY』が放映された。かの鈴木則文御大の『パンツの穴』で鮮烈な銀幕デビューを果たした菊池桃子主演の、ジュブナイ…

歴史ドラマにおけるセーラー服のあれこれ

75周年目を迎えた終(敗)戦記念日の一昨晩、NHKではBSで18:00から『Akiko's Piano』、そして19:30からは地上波で『太陽の子』という2本のドラマを放映した。前者は廣嶋で被爆死した、ピアノをこよなく愛していた当時の女子学生のエピソードと、彼女…

渡哲也 ~敢えて石原裕次郎に殉じた俳優~

在りし日の石原裕次郎と、現在の渡哲也が最新の映像技術によって共演する……そんな「松竹梅」の最新版CFが今生の別れになろうとは……… 14日夜、ニュースで渡哲也氏の訃報を知った。最近テレビなどで拝見する氏の姿や異常なほどにしゃがれた声、しかも“終活”…

A-JARIと「白いセーラー服」と「ロケットランチャー」と

昭和60年代ヒロインアクションを語るうえで忘れてはならないのが、ロックバンド「A-JARI」の存在である。 A-JARIは1984年から1989年まで、まさに昭和60年代ヒロインアクションが百花繚乱の如く放映されていたその時代と併せるかの如く活動したバンドである。…

小林亜也子 ~『スケバン刑事』の徒花~

先日話題にした劇場版『スケバン刑事』なんだけど、公開は既に後発の『スケバン刑事Ⅲ少女忍法帖伝奇』が始まってから久しい1987年2月で、それ故現ヒロインがOGの戦いに助っ人参加した、って考えるのが正しいようだ。正確な時系列を確認するまでは、てっき…

「セーラー服は学園の戦闘服である」ことを検証してみた(;^_^A

待望の、日本映画専門チャンネル「プレイバック!アイドル黄金時代~80年代アイドル映画Collection~」がいよいよスタートし、その口火を切って、去る3日に南野陽子主演の『スケバン刑事』が放映された。あいにく私は8日朝の回を観たんだけれど、改めて198…

奥田圭子から綾瀬はるかへ   ~“広島っ娘”「ヒロインアクション演技」の系譜~

先日のブログに書いたように、テレ東配給の『隠密・奥の細道』第21話「炎に甦る女の涙」を再見し、改めて、アクションヒロインとしての奥田圭子を再認識した。やはり彼女の、愛くるしさと共に闘志むき出しの情念を表現できるつぶらな瞳と、スレンダーでシャ…

奥田圭子 八面六臂!! ~『隠密・奥の細道』第22話「炎に甦る女の涙」考察~

やはりこの世に“映画(ドラマ)の神様”はいるようで……(;^_^A、先日たまたま仕事が早番で帰宅したところ、そのタイミングで始まったのがCS・時代劇専門チャンネルの『隠密・奥の細道』第22話「炎に甦る女の涙」! 何を隠そう、『こんな学園みたことない!』…

新型コロナウイルス報道に思う

今日、CSの日テレプラスで『あなたの番です』が放映されていることを知った。このドラマ、現在『鬼滅の刃』に夢中な次女がついこの間まで“ドはまり”していたドラマで、ついこの間オンエア時未見だった第1・2話の収録されたDVDをレンタルしてきたばかり。…

奥田圭子と時代劇との親和性

昭和60年代ヒロインアクションドラマつながりで、『こんな学園みたことない!』について去る2012年1月7日に初めて言及して以来、この番組に対する数多くの方の熱い思いに気づかされると共に、貴重な“出自広島”のアクションヒロインである奥田圭子について…

一条寺さやか “戦う化身”か”教師が化身”か……?

今年度観賞した映画の中で、今のところマイ・フェイバリットだった作品は何といっても『スーパーティーチャー熱血格闘』。“宇宙最強”ドニー・イェンが完全無欠の熱血教師を演じた“ライト・マイ・ファイヤー”(by Doors)な作品だ(;^_^A 何といっても、香港教…

斉藤由貴と南野陽子~『スケバン刑事』におけるそれぞれのアプローチ・思い入れ~

先日、本来ならば“癒し系”美女と呼んでもいいはずの斉藤由貴が、昭和60年代のある一時期、それまでの、そして今日に至るまで彼女のキャラクターを翻して「麻宮サキ」足りえたのは、彼女の“眼力”にあったと記述した。それに対して、『スケバン刑事Ⅱ 少女鉄…

斉藤由貴の“眼力”~なぜ彼女が「スケバン刑事」足りえたか~

最近CSで斉藤由貴が主演する2時間サスペンスを立て続けに観た。『スケバン刑事』で初代「麻宮サキ」を演じた頃はまだ10代の娘(そして撮影時はまだ現役の女子高生)だった彼女も、御年53歳を数えるようになったが、時に看護師として、時に介護ヘルパーと…

『アリエスの乙女たち』 侮るべからず!!

先週末から『セーラー服反逆同盟』に代わって、土曜深夜のホームドラマチャンネルで放映が始まった『アリエスの乙女たち』。この番組が放映された当時は観た記憶もなく、番宣で流れる主題歌以外何も知らなかったことは、以前のブログにしたためた。 というい…

“反逆同盟”から”アリエス”へ

15日早朝(14日深夜?)を以て、CSホームドラマチャンネルの『セーラー服反逆同盟』一挙放送は終了した。まだ録画に精一杯で、きちんと全編を観てはいないが、意外にもこっちの方が一連のフジ系『スケバン刑事』サーガよりも、外連味たっぷりで面白く仕上…

啖呵上等!麻宮サキ!! ~検証『スケバン刑事』第9話「いじめの根を断て」~

最近になって立て続けに再観賞を続けている初代『スケバン刑事』。もっとも中後半の「悪魔の三姉妹編」は悲壮感すぎて、本作の個人的好みでもある「カタルシス」も過剰な演出による「ねじれた可笑しさ」も乏しいので、もっぱら観るのは1~10話が中心になっ…

稀代のアクションヒロインの吉報に、それでも素直に喜べない理由

『BLACK FOX』の山本千尋や、現在『ワカコ酒』で“開店休業”中の武田梨奈を含め、現在現役リアルアクションヒロイン“御三家”の一人で、『少女は異世界で戦った。』『今日から俺は』『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』でも、その身体能力を遺憾な…

ヒロインアクションは「過去」に学ぶ

前回のブログで、『スケバン刑事』の一エピソードについて書いたけど、実は最近になって、初代『スケバン刑事』の前半エピソードを久しぶりに観返している。すると、これらの映像にすっかり感化されて、腕が鳴るっていうか、再び“ヒロインアクションムービー…

スケバン刑事「愛と憎しみのアーチェリー」こそが“広島発ヒロインアクションムービー”のルーツ!

今日6月6日は、今を遡ること35年前の1985(昭和60)年に。ヒロインアクションの金字塔である『スケバン刑事』(初代)第7話「愛と憎しみのアーチェリー」が放映された日である。まだ海槌三姉妹が登場する中後半の連続活劇が始まる前の、一話完結時代(第1…

検証!『セーラー服反逆同盟』の“白いセーラー服”

『セーラー服反逆同盟』といえば、何といっても「白いセーラー服」! オンエア当時を知らない若い世代の人に「白いセーラー服」なんて尋ねても、せいぜい「それって夏服のことだろ?」って返事が帰ってくるのオチだろうが、本作における「白いセーラー服」と…

和製ヒロインアクションネタの無限ループ

昭和60年代ヒロインアクションドラマには欠かせない、セーラー服の長いスカート。この件に関しては、今年度何度か話題にし、これこそが1970年代の東映“ズベ公”映画と、「スケバン刑事」との橋渡しのように言及していたが、これもまた、今からちょうど2年前…

「セーラー服ヒロインアクション」堂々巡り(;^_^A

CSホームドラマチャンネルにおける『セーラー服反逆同盟』の集中再放送に伴って、ここんところ本作の内容や出演者に言及していることが多いが、その手のファンの方も多いと見えて、最近、多くのアクセスを頂いている(;^_^A 本当にありがたい限りだ(^^) そ…

仙道敦子と「Don't Stop Lullaby」

「Don't Stop Lullaby」とは、ご存じ『セーラー服反逆同盟』のクライマックスで「反逆同盟」の大立ち回りを演じるそのバックに流れる、「反逆同盟」のリーダー格・高坂ユミこと仙道敦子が歌う挿入歌だ。“昭和60年代ヒロインアクション”ファンを標榜しながら…

“ズベ公”になれなかった「スケバン刑事」

前回「別冊映画秘宝 アイドル映画30年史」中の記事「少女アクションの狂乱時代」について言及したけれど、執筆した藤木TDC氏って、かの和製ヒロインアクションの名著「映画秘宝 COLLECTION アウトロー女優の挽歌 スケバン映画とその時代」の著者だった。…

昭和60年代ヒロインアクションドラマへの様々な視点

今は亡き洋泉社のムックに「別冊映画秘宝 アイドル映画30年史」ってのがあって、その中で「少女アクションの狂乱時代」という記事が掲載されていた。この本自体、既に発刊されてから17年も経過した今や絶版の本で、近年たまたま頂いたので今手元にあるんだけ…