神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

一月経っても我が映画の「黄金週間」は続く……

 時の経つのは早いもので……先月28日開催の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」から丁度一ヶ月が経過してしまった。あの日はただただ無我夢中で……今思うといろいろと至らないことだらけだったなぁ、って深く反省することしきりだ。ただその分、どれだけ周りの方々の暖かさに支えられていたかも実感し、こちらの方は感謝してもしきれないほどだ。

 

 


 

 広島県市の緊急事態宣言翌日開催、という不運も重なったが、正直なところ“不完全燃焼”の感はぬぐえないだけに、出来れば、もう一回、小屋は小規模で構わないので、もう一度この「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」を再映できれば、とも思っている。幸い、現状の緊急事態宣言も、今月いっぱいで解除の運びになりそうだし(;^_^A

 

 とはいっても、現在来る10月7日に公開される1年半ぶりの新作『YOSHIKOを探せ!!』のポスプロ作業が鋭意進行中と、一月前から始まった我が映画人生久々の「黄金週間」はまだまだ続く……!!(;^_^A

 現在我が最大の懸案である『YOSHIKOを探せ!!』のポスプロ作業。本作が封切られる来る10月7日の「広島殺陣フェス2021」から逆算して、フルで使える休日が26日だけだったんだけど、日中は家族の買い物やらなんやらに付き合って、夕食で晩酌もしてしまったため、ようやく調子に乗り始めたのが、23時過ぎだった(゚Д゚;)(゚Д゚;) そして今日も同じように深夜の作業中……大丈夫か、俺……ヾ(- -;)ヾ(- -;)

 

 それにしても、私にとっては、台本作成よりも撮影準備よりも、そして撮影そのものよりも、このポスプロ作業、とりわけ編集や録音が、自分のペースで出来る作業なんで、一番好きなはずなのである。やっと撮影が終わって、手元には十分すぎるほどの“材料”があり、編集や効果音の入れ方ひとつで、既に撮影した映像を新たに作り直すような快感に包まれるものである。要は今この瞬間こそが、映画人である私にとって至福の時にならなければならないはずである。

 

 

 そうだ、目の前にこれだけの御馳走が並んでいるのである。つべこべ言わずにさあ編集! 編集!(;^_^A

「カボチャ」に願いを2021

 先日話題にした「山賊」だけど、時期もあってかハロウィンの装い。

 

 

 

 和風ドライブインにハロウィンとはミスマッチの感もあるが、そこがそれ、「なんでもあり」の「山賊」の山賊たる所以だったりするが(;^_^A、そんな中、これまたカオスを助長するかのように、何故か願掛けの絵馬というか短冊が設置されていて、ぞのデザインは何とハロウィンのカボチャ!! あまりにもユニークだったので、一枚持ち帰らせてもらった(;^_^A

 

 

 

 この絵馬、表のカボチャの顔の下にきちんと「山賊」のロゴが入っているのがご愛敬だが、裏面には「幸せのかぼちゃツリーに…」なんて書いてある。そうか、この絵馬を結いつける気は、「クリスマスツリー」に模したものだったんだね(;^_^A まさにインターナショナル(;^_^A(;^_^A

 

 あいにく、絵馬を持ち帰ることしかできなかったが、もし願掛けするならば、今は下記の項目に尽きるかな(;^_^A

 

 

 そんなわけで、『YOSHIKOを探せ!!』は今も鋭意ポスプロ作業進行中! そして来る10月7日(木)、アステールプラザ大ホールにて開催される「広島殺陣フェス2021」で公開されます!!

「山賊」に行ってきた………!

 『YOSHIKOを探せ!!』上映日に向けて、ポスプロ作業が可能な貴重な6日のうち、18日は『スーパー戦闘 純烈ジャー』劇場観賞、20日は「こもん」休業で“空振り”の県東ドライブ、そして秋分の日の23日も、家族のリクエストで県北の土師ダムまでドライブと、なかなか映画の作業がままならない。そんな切羽詰まったこの週末の25日も、朝起きて家族の待つリビングに行くと、いきなり「今日は『山賊』に行きたい」とのリクエスト。「ええ、『山賊』って県外じゃん!」なんて反論する間もなく、その1時間後には、岩国へ向かい、自家用車を走らせていた(;^_^A

 

 「山賊」とは、広島県と県境の岩国市にある和風ドライブイブイン。といっても、国道二号線沿いの山間にある、ちょっとした和風テーマパーク然とした施設だ。以前日テレの「秘密のケンミンSHOW」でも特集で取り上げられたことのある、山陽地方でも有名な場所だ。

 

 

 

 車で小一時間、到着したころはもう午後1時をとうに過ぎた時間帯だったが、名物を食べさせてくれる「かまど」は10家族待ちの盛況ぶり。それでも意外に客の流れは速く、30分程度で席に案内された。

 

 ここの名物は、何といっても「山賊むずび」と「山賊焼(ブロイラーのレックを秘伝のタレにつけ、竹串に刺して豪快に焼いたもの)」。いつもなら、高い「山賊焼」を敬遠して「山賊むすび」だけを頼み、「山賊焼」に食らいつく娘たちを羨ましく見ていた(そして食べ残しをしゃぶっていたヾ(- -;)私だが、今回は『YOSHIKOを探せ!!』ポスプロ作業のため栄養を付けねばと、大奮発して注文。目の前に並べられた「山賊むすび」と「山賊焼」の姿に圧倒されつつ、謹んで食べさせていただいたよ(;^_^A

 

 こうやって名物二品目を並べると、やっぱり圧巻!!(;^_^A

 

“命”をきちんと頂きましたm(_ _)m

 

 

箸袋。開くと中からこんな絵が(;^_^A

 

 実は現在制作中の『YOSHIKOを探せ!!』の企画には、一昨年4月より始めた「月に一度は劇場で映画観賞」の経験が大きく作用している。そして、「こんな忙しい時に家族サービス?」とは思いつつ、こんな体験もいつかは映画のネタの糧になるかもしれない。もちろん、今のように「時間がない」状況下では、多くの時間を割かれる「家族サービス」は正直辛いが、普段自分の我儘のために我慢してくれている家族のためには、やはり貢献しなくてはならないし、そんな体験がいつかは自分の趣味に結実することがあるかもしれない。

 

 まずは、「山賊」で「山賊むすび」と「山賊焼」に舌鼓を打って、つかの間の英気を養いつつ、明日一日となった、上映前にフルで使える休日を有効に使いたい(;^_^A

忙中に「閑」を作ったのに……

 『YOSHIKOを探せ!!』のポスプロ作業は続く。大まかな撮影が終了した12日以降、上映会までの休日は、祝日も入れて全部で8日。うち直前の10月2.3日は、人間ドックやら最後の撮影&アフレコやらでほとんど作業が出来ない(撮ったシーンの挿入が限界)と考えると、ホント貴重な残り6日なんだけれど、こんな時に限って、家族が“サービス”を求めてくる。

 

 確かに今まで撮影ばかりの週末で我儘を聞いてもらっていたので、要求されれば出掛けるのもやぶさかではないが、やはり気分的には大変だ(;^_^A そんなわけで、「敬老の日」となった20日には、家族のリクエストで、三原・尾道まで長距離のドライブに連れていくことになった。

 

 家族の希望は、三原(『こんな学園みたことない!』奥田圭子の故郷)のステーキハウス「ラジャ」での昼食と、尾道の「こもん」でワッフルをデザートに頂くこと。これを当日になって思い付きのように言ってくるのだから……(;^_^A

 

 さて、緊急事態宣言の煽りを喰らったせいか、道路は殊の外空いていて、何とか午後1時前には三原に到着、第一目的の「ラジャ」での昼食を無事終えて、今度は尾道に。約20分の道のりを走破して、第二目的の「こもん」に着いたのは午後2時過ぎ。そこで見たものは、以下の看板だった。

 

 

 

 ええ、休業中だってぇ……もう、ネットであらかじめ検索しておけよ、なんて恨みがましいい思いに駆られたが、そこから踵を返して、そのまま広島に直行する羽目に。とはいうものの、期待していたワッフルにありつけなかった家族のことを考えると不憫で仕方なかったし……何とも徒労感漂う一日となってしまったよ( ノД`)( ノД`)

『孤狼の血』で炙り出されるもの

 来る10月7日「広島殺陣フェス2021」で公開する、最新作『YOSHIKOを探せ!!』のポスプロが佳境に入っている……っていうか、てんてこ舞いの状況である(;^_^A

 

 しかしながら、そんな時に限って「忙中に閑」を求めてしまうのが人間の性、というもの……そんなわけで、大まかなロケが一段落した先週土曜日の18日、先月6日の『キネマの神様』以来、久しぶりに劇場へ映画観賞に出かけた。これで一昨年4月から続く「月に一度は劇場で映画観賞」記録が継続できた(;^_^A もっとも、先々月の7月には、月に5本も観たわけだから、それを思うとペースダウンは否めないな(;^_^A

 

 さて、この度広島バルト11に赴いて観賞したのは『スーパー戦闘 純烈ジャー』(;^_^A(;^_^A なかなか面白い映画だったよ。もっとも、そのレビューはもう少し落ち着いてから書くとして、今回はその時のバルト11の様子を少々……

 

 最近、すっかり広島ゆかりの劇場映画が増えてきたが、今大きな話題になっているのは。流石に『孤狼の血LEVEL2』のようだ。そんなわけで、バルトのホールも『孤狼の血』一色、っていった雰囲気だった(『純烈ジャー』は皆無( ノД`))。

 

 

 

 

 

 この映画、昨今は「平和都市」の“皮を被った”広島のうちに潜む“野獣性””攻撃性”を炙り出すような作品である。ネイティブな広島人は普通に話している広島弁が、他都市の人には喧嘩腰のように聞こえる点でも、我々地元民には気づかない広島の荒々しさというものが存在するのかもしれないが、『仁義なき戦い』『広島仁義人質奪回作戦』『脱獄広島殺人囚』といった作品に代わって、この『孤狼の血』が、それらを再び日の目に晒そうとしているかのようである。しかもそのことを広島人が忌み嫌うわけでもなく(むしろ歓迎?)、さらに本作は更なるシリーズかもなされるとあって、当分広島は『仁義なき戦い』公開時のような「怖い街」として認知されていくかもしれない(;^_^A

広島弁のズベ公映画?

 昨晩、CSのチャンネルNECOで「逆襲!オンナの倍返し」なるフジ系のバラエティーが放映されていた。その中で、出演者のファーストサマーウイカが、怖い方言として「広島弁」を挙げていたのは印象的だった。

 

 

 広島弁が全国的に見ても荒っぽい方言であることは、すでに一般的である。確かに広島の方言は攻撃的で、関西弁のようなユーモアの部分はほとんどない。もっとも、広島弁=ヤクザのイメージが定着したのは、一連の『仁義なき戦い』シリーズ以降だと思われる。そこら辺は、現在大ヒット中の『孤狼の血 LEVEL2』辺りにも引き継がれているようだけど(;^_^A

 

 

 実際広島の人間が常に喧嘩腰で会話しているかといえば決してそうではなく、ネイティブな広島人にとっては何の違和感もないんだけれど、どうもそんな広島人の日常会話を東京辺りの街中でしようものなら「こいつら、喧嘩してんの?」なんて思われてしまうようである(;^_^A

 

 昭和60年代ヒロインアクションドラマファンとしては、折角『仁義なき』の東映作品なんだから、『スケバン刑事Ⅱ少女鉄仮面伝説』は高知ではなく広島を舞台にして、主演の南野陽子には土佐弁ではなく広島弁をしゃべらせてほしかったなぁ(;^_^A 「おまんら、許ざんぜよ!」ではなく「わりゃ! 何ナラ! 許さんで!」の方がよっぽど迫力があったと思うけどなぁ(;^_^A

 

 ところで、現在鋭意制作中の拙作『YOSHIKOを探せ!!』は、近年私が撮ってきた作品の傾向に倣って、主人公以外、皆広島弁をしゃべらせている。実は本作、過去の作品に比べて“ズベ公”度がかなり高いのである。勿論、あのどぎつかった東映70年代プログラムピクチャーの“ズベ公”映画には及ぶべくもないが、全編広島っ娘が広島弁を攻撃的にしゃべる“ズベ公”系映画って、プロの現場も含め、今までなかったんじゃないかな?

 

 

 そんなわけで、可愛い子らが精一杯虚勢を張ってネイティブな広島弁で渡り合う『YOSHIKOを探せ!!』に、是非期待して頂きたいものである(;^_^A

 

 

 この『YOSHIKOを探せ!!』は、来る10月7日、JMSアステールプラザ 大ホールで開催される「広島殺陣フェス2021」にて封切られます!

http://www.a-net.shimin.city.hiroshima.jp/anet/event/archives/page-80306.html

アルコールばかり悪者にするなよ……

 新型コロナウイルス禍による緊急事態宣言の煽りを喰らって、今飲食店でアルコールの販売が禁止されている。今為政者は、さもこのアルコール提供禁止が、新型コロナ対策の決定打の如く吹聴しているが、どれだけ効果があるものか……

 

 そんなわけで、先日ホント久しぶりに、家族で焼き肉を食べる機会があったんだけど、当然ながらアルコール禁止。焼肉とビールなどアルコールの組み合わせは体に悪いとは知りつつ、やはりジンジャエールセブンアップ呑んで食べる焼肉は、あれだけのお金を払った割には、あまりにも味気なかったよ(;^_^A

 

 最後に呑み放題付きの“一人焼肉”にいったのはどれくらい前だろうか……もう数年すれば、所得はよくて現状の半分以下に下がってしまうことを考えると、我が人生ににおいてこんなことが出来る時期もあとわずか。

 

 

 あまり効果が期待できない緊急事態なんて、早く終わってしまえと、小さな声で呟いてみる(;^_^A

忙中に忙 閑中に閑

 気が付けば、長月九月も、もう下旬に突入してしまったんだなぁ……とにかく先月下旬からいい意味で何かと忙しく、いろんなことを顧みる余裕がなくなってきた(;^_^A

 

 何もない時は、いろんなイベントを夢想しては、何も出来ていない自分を情けなく思うのに、その、待望のイベントが目白押しな時には、何もなくぼんやりできる時を懐かしく、そして恨めしく思ったりするんだから、まあ人間、って身勝手な存在だよヾ(- -;)ヾ(- -;)

 

 ともすれば立ち止まりそうになる自分の尻を蹴り上げながら、今は前に進むしかないな(;^_^A

 

 

 

怒涛の殺陣ロケと、懐かしい思い出と……

 もう丁度一週間前の日曜日の話になってしまったけれど、去る12日に、『YOSHIKOを探せ!!』3回目のロケが行われた。

 

 当初、というか金曜日まで、この12日は曇りのち雨の予報。来月7日の「広島殺陣フェス2021」における上映に向けて“超”タイトな日程ながら、流石に雨天順延を覚悟して、別日の撮影の打診をしなければ、なんて思っていた矢先、土曜に入ってから予報の方は見る見るうちに、時間別天気の雨(傘)マークの時間帯がどんどんなくなっていき、土曜昼の段階で、1ミリ以下の降雨の可能性が午後3時のみとなり、夕方を迎える前に、そこだけの雨マークが晴れに転じてしまった。いやはや神懸リ的な天気の変化だった(;^_^A

 

 そんなわけで、天候がとても不安だった当日のロケも無事開催。この日は前回の制服JK4人組(2対2)に加え、不良高校生グループを束ねる幹部クラスの武闘派チーマーも登場し、今までで一番の人数ロケとなった。

 

 このスチールは“ノーサイド”だけど、劇中かなり双方火花を散らしています(;^_^A

 

 天候は回復したものの、その分かなりの湿度に悩まされながらも、比治山公園の冨士見展望台から始まって、比較的人通りの多い比治山スカイウォーク(エレベーター)付近の広場で、ほぼ殺陣中心の撮影を行った。この日も、アクションコーディネーターの田中君の殺陣指導は冴えに冴え、自身もまたかつて田中君の劇団に所属して殺陣の技術を磨いた武闘派役の網本さんの指導も相まって、実に緊迫感あふれるアクションシーンが撮れた。いつもながら、殆ど殺陣はおろか映画出演経験すらない今回のキャスト諸氏の、アクションの上達ぶりには舌を巻く。それこそ、この一本でこのメンバーが解散してしまうのは惜しいくらい。殺陣の指導は田中君と網本さんで、カット割りも田中君のアドバイスに従えばいいのだから、皆が大変な中、私は本当に楽をさせてもらったと、ちょっぴり反省をしてしまった(;^_^A

 

 朝の9時過ぎから始まったロケは、昼食休憩を挟みながら進行していき、午後4時半には無事終了。この日をもって全ての殺陣と屋外シーンは終了し、一部未撮のカットはあるものの、これで『YOSHIKOを探せ!!』のロケはクランクアップの目処が立った。ロケ現場には、毎回“広島発ヒロインアクションムービー”のチラシをデザインしてもらってきた、メンバーの斉藤さんも顔を出してくれて、しっかり雰囲気を掴んでくれたようだった(^^)

 

 いつもながら華やかな記念写真(;^_^A 考えてみれば、長い映画制作(監督)の経験の中でも、キャストが全員女性って、今回が初めてだったんだよなぁ(;^_^A (上下ともスチールは石井カメラマンによる)。

 

 ところで、今回石井カメラマンは途中参加となったが、彼を現場まで車で連れてきたのは福原君。実は、この石井君と福原君のコンビは、去る7月に上映した8ミリ映画『もっと、素直に…』の主演コンビなのである。今回の比治山ロケは、その『もっと』以来30年ぶりだったんだけど、奇しくもその30年ぶりの比治山ロケに、その時の主演二人が揃って姿を現したのは、何とも象徴的だったよ(;^_^A 福原君には本作に「車輛」でテロップを入れる予定(^^)

 

 

 やっぱ36年も自主映画制作を続けていると、いろんなことがあるよ(;^_^A