神宮寺真琴のつぶやき~TBossのブログ~

ヒロインアクションの考察から、インディーズムービー・劇場映画の話題まで

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」の機運高まる!

 来月(8月)28日に開催する、ヒロインアクションに特化した3年ぶりのイベント「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」。注文していた当イベントのチラシが、先日刷り上がって納品されました!(^^)  これで何とか明後日のイベント「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」での配布に間に合いました(;^_^A

 

 

 こうやって、刷り上がったチラシを見ると、身が引き締まる思いです(;^_^A  思えば、一昨年3月には、同様にチラシが刷り上がっていたにも関わらず、当イベントは新型コロナウイルス禍によって延期の憂き目に遭ってしまいました。そんな前例があるので、チラシが出来上がったくらいで浮かれているわけにはいきませんが、今回ばかりは"五輪”という、とてもいい加減で都合にいいことばっかり言い立てる"反面教師”があるだけに、こっちもごり押しで開催まで漕ぎつけたいと思っていますヾ(- -;)   っていのは冗談ですが(;^_^A とにかく万難を排して、人知を尽くして天命を待つ、の心境で、来る8月28日を迎えたいですね(^^)

 

 

 

 

 

 

「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」
日時:2021年8月28日(土) 18:00開場 18:30開演
会場:コジマホールディングス西区民文化センター
   (広島市西区横川新町6-1)

入場料:当日1,200円(前売・予約1,000円)

協力:シネマペロ(東京)
    HOUND PROJECT(福井)

上映作品:『ザ 争奪戦っ!』(胤森淳監督)

        『BLOOD BLADE』(岡田広監督)

       『ストロベリークライム』(稲葉司監督)

       『アイドルスナイパー』(チャンピオンまつりバージョン)(稲葉司監督)

※前売予約などのお問い合わせは、下記アドレスにお願いし致します。

jinguji_ipf_s1986@yahoo.co.jo

 

 

 

『もっと、素直に……』 by「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

 いよいよ2日後に迫った「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」。ここでは、そこで上映される当団体の8mm映画(作品)について記述します。今回は『もっと、素直に……』。

 

〈ストーリー〉

 OL・榮子(石丸妙子)は、高校時代から年下の彼氏・裕也(石井清一郎)と付き合っている。しかしその関係は、最近湿りがち。
 そんなある日、ドライブの最中に、些細なことで口論になってしまった2人は、喧嘩別れしてしまう。翌日は美術館でのデートまで計画していたというのに……。自分のアパートに帰ってからも、榮子の怒りは収まらない。そんな彼女の姿を見守る一枚の写真。高校時代の彼女が卒業記念に後輩の裕也と撮った記念写真である。しかし、その後方には、彼女にしつこく付きまとっていた同級生・若松(福原和夫)の姿も写っていた。
 その夜、彼女の様子を見かねたのか、写真の中から高校当時の“エイコ”が姿を現した。彼女は本物の榮子に代わって、裕也との関係を修復するべく奔走する。そんな彼女の前に、これまた写真の“ワカマツ”まで出てきてしまった。一度はエイコに諭されて写真に戻ったものの、実は彼女の後を追って、2人のデート先である現代美術館までついてきてしまう。
 2人の関係は修復するのだろうか? はたまたワカマツの邪な横恋慕が成就してしまうのか……?

 

〈解説〉

 1991年12月にロケを行った8mmフィルムによる作品。同時上映の『思い出はあしたから』から遡ること3年前に撮られた映画である。なぜ撮影時期が鮮明なのかというと、本作がこの12月ひと月でクランクイン・クランクアップしたことと、おなじ月に一泊二日の行程で、福岡でこれも8mm映画の『こねこのらねこまいごのこねこ』を撮影(同じくクランクイン・アップ)し、ひと月で2本の映画を撮り上げたことで、とみに記憶に残っているからだ。まあ、あの頃は若気の至りというか、無茶をしてたものだ(;^_^A 

 “写真の精”の物語という、ファンタジー色の濃い、ラブコメ作品に仕上がっている。三年前に開館した広島市現代美術館とその周辺が主なロケ地。その後再開発が続いた宇品・出島付近の路上も多く登場する。また、今は亡き、広島駅前(南口)のネオンサインも、劇中何度もインサートされている。

 実体のない写真が主人公ということもあって、カメラを止めての瞬間移動・消失などの8ミリ映画独特のローテクを駆使して創られた。内容自体は、予定調和なラブコメディーながら、クライマックスには、“写真映画”の最高峰といいっていい『さびしんぼう』の定義、「写真は水に弱い」を逆手にとったオチが用意されている。ちなみに本作品は、一度修道大学の上映会(1994年)で流されただけで、タイミングの悪さからか、当団体イチヱンポッポフィルム(IPF)の上映会では唯一一度も上映されていないという、数奇な運命を辿ってきた作品で、今回の上映会で、撮影開始から実に30年目にして、初のIPFの主催イベント上映となる。

 

 8mmフィルム故、なかなか上映の機会に恵まれない、もしかしたら今回が最後の"一期一会”になるかもしれない作品です。18日には是非会場へ足をお運びください!!(^^)

 

 

 

 

 

「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

日時 2021年7月18日(日)
会場 広島市中央公民館 研修室4
    (広島市中区白島町24番36号)

入場無料(定員各回18名)
主催 イチヱンポッポフィルム/演劇企画室ベクトル
協力 BOX MAN FILM
後援 (公財)広島市文化財

上映作品 『もっと、素直に…』(胤森淳監督)
       『思い出はあしたから』(胤森淳監督)
       『悪魔の誕生日』(池田健太監督・招待作品)
       『ライダーヒロシマ』(奥一浩監督・招待作品)

上映スケジュール 

    9:30 開場
   10:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   11:15~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
   13:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   14:45~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
      15:45~(約30分を予定)
    アフタートーク
    出演:
    奥一浩(BMF)
    池田健太(BMF)
    胤森淳(IPF)

 

羨望のBMF作品(;^_^A  by「懐かしの8フィルム自主映画上映会」

 先日夜、来る7月18日開催の「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」準備のため、会場の広島市中央公民館に行ってきました。一番の目的は、BOX MAN FILM(BMF)提供による「今回の上映会の招待作品『ライダーヒロシマ』(奥一浩監督)『悪魔の誕生日』(池田健太監督)両作品の試写。我が自宅で既に行った、拙作『もっと、素直に…』『思い出はあしたから』と同様、両作品とも今回の映写が20数年ぶりだった模様。

 

 最初に確認したのが『ライダーヒロシマ』。本作を演出した奥一浩監督は、広島自主映画界では知る人ぞ知る人物で、20世紀の自主映画界の横のつながりに尽力してくれた功労者でもある。また、監督として、時に役者として、我々の想像を超えた破天荒な演技を披露してくれる。彼の代表作の一つといっていい、この『ライダーヒロシマ』も、今では絶対にあり得ない、混沌とした20世紀末だから実現した、物凄い、そしてブラックジョークを超えた笑いに、どうしても引き込まれてしまう。この世界観に触れるだけでも、今回の上映会の意義があるというものだ。主人公は「思想改造人間」ことライダーヒロシマ・広島ヒロシながら、彼と戦う、奥監督自身が演じた「千羽鶴放火男」「ロリシカ国退役軍人」のインパクトは、その役名と共に絶大である。そもそも原爆ドーム対岸での火炎放射ってある?!

 

 

 続いて上映したのが『悪魔の誕生日』。これはもう、完全無欠の映画といっていい。甘く切ないファンタジー・体を張ったアクション・主人公に迫りくるサスペンス・つかの間のラブロマンス・小ネタ満載のギャグ、といったエンターテイメントのすべてが凝縮された、究極の娯楽映画である。池田監督のテンポの小気味よい演出と、出演している監督を含め、役者陣の文字通り体を張った演技には、感動すら覚える。本当に完全無欠の逸品。今回久しぶりに再見して、最初の感激から、徐々に羨望、嫉妬すら覚えてしまった。そのくらい当時の自分と同じ方向性ながら、そのウンと先を行く演出が悔しいくらい素晴らしかった。のちに、今回同時上映する拙作『思い出はあしたから』に池田監督を撮影監督として招聘したのも、彼の類まれなるセンスと技術を、何とか自作品で発揮してほしい、との気持ちだったんだ、って今回の試写で改めて思い出した。まあこれって、今でいうところの”FA”みたいだけど(;^_^A

 

 時間の関係で、最後に拙作『もっと、素直に…』の上映確認をして、今回の準備は終了したが、何とも充実した時間を過ごすことが出来た。とにかく、上記の2作品のように、今回のラインナップは”一期一会”が惜しいくらいの充実したものだといっていい。いよいよ上映まで残り3日となったけれど、是非この貴重な機会に少しでも多くの方々に観ていただきたい。8mmフィルム作品ゆえ、そしてオリジナルの(販売後20数年が経過した、今後修理が不可能な)8mm映写機上映ゆえ、本当にこれが最後の上映会になるかもしれないから!!

 

 

 

 

 

 

「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

日時 2021年7月18日(日)
会場 広島市中央公民館 研修室4
    (広島市中区白島町24番36号)

入場無料(定員各回18名)
主催 イチヱンポッポフィルム/演劇企画室ベクトル
協力 BOX MAN FILM
後援 (公財)広島市文化財

上映作品 『もっと、素直に…』(胤森淳監督)
       『思い出はあしたから』(胤森淳監督)
       『悪魔の誕生日』(池田健太監督・招待作品)
       『ライダーヒロシマ』(奥一浩監督・招待作品)

上映スケジュール 

    9:30 開場
   10:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   11:15~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
   13:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   14:45~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
      15:45~(約30分を予定)
    アフタートーク
    出演:
    奥一浩(BMF)
    池田健太(BMF)
    胤森淳(IPF)

 

ヒロインアクションを撮りたい(;^_^A

 ここ最近は、7月の「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」や8月の「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」といった、上映イベントの話題ばっかりだけど、その水面下で、新作映画の構想も粛々と進行中だったりする。今まで『天使諜報★神宮寺真琴』3部作、『特命探偵☆葛城アキ』『電光石火☆八城忍』『学園特捜☆伍代聖羅』『女子高生戦士☆英あいり』『サ 争奪戦っ!』(本作は番外編)と、広島発ヒロインアクションムービーを都合15年かけて撮り続けてきたが、ここらへんで原点回帰の「セーラー服ヒロインアクション」なんてのも撮ってみたい、と考えて、それに似あった企画を検討中だったりする、無事完成までこぎつけられたら、「広島発ヒロインアクションムービー15周年映画」になりそうだが、今はいかに万難を排して撮影までこぎつけられるか、そして真夏の炎天下の撮影に私が耐えられるかヾ(- -;)ヾ(- -;)にかかっている(;^_^A

 

 

 しかし、みんな頑張っているんで、私も負けてられないかな(;^_^A

『思い出はあしたから』 by「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

 いよいよ5日後に迫った「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」。ここでは、そこで上映される8mm映画(作品)について記述します。まずは『思い出はあしたから』から。

 

〈ストーリー〉

 真琴(土池雪子)は、カメラをこよなく愛する女子大生。生まれて間もなく他界した父・徹郎への思慕がたえない母の千鶴子(森田美苗)との二人きりの生活ながら、親友の景子(園部久華)・写真仲間の明(中山伊久雄)らに見守られて、元気に趣味の撮影を続けている。 
 だが、そんな彼女も、自分の写真に行き詰まったりもする。明から教えられた三滝寺より望む広島市街地の眺望に感動しながらも、なかなかシャッターが切れない。そこに現れたのが財津(柳田学)と名乗る一人の青年だった。最初こそ、素性も知れず気味悪がってはいたが、写真撮影の技術に長けた財津に、元来亡き父への思慕から年上の男性に憧れる傾向にあった真琴は、徐々に彼を男として心惹かれていった。
 しかし、心ひそかに彼女を恋していた明や、財津の姿を偶然見た途端、娘である真琴に対して、女としての嫉妬心を抱いてしまった千鶴子の思惑により、二人の関係は意外な方向へと進んでいくこととなった…………。

 果たして財津の正体は? 真琴の恋の行方は…………?

 

 

〈解説〉

 1994年よりロケを開始した8mmフィルムによる作品で、制作には、当時すでに日本国内現像を停止していたスーパー8フィルムを使用し、国外(ハワイ)での現像故、撮影後3ヶ月以上立たないとフィルムの確認が出来ない、という今では信じられないような状況下での撮影だったが、紆余曲折を経て、なんとか完成にこぎ着けた。撮影期間も何度か中断を挟みつつ1年以上に及んだが、その分四季折々の広島の風景(秋の安芸の宮島、三滝寺界隈、冬の平和公園広島城、現在サッカースタジアム開発が続く広島中央公園などなど)を収めることが出来た。

 カメラをモチーフにし、不思議な存在との交流を描く、という点では、敬愛する故大林宣彦監督のこれも敬愛してやまない『さびしんぼう』と重なるが、主人公を女性に、そして不思議な存在を年上の男性にすることで、また違った世界観で描き出すことが出来た。甘く切ないファンタジー作品に仕上がったと思っている。

 ちなみに本作は、撮影監督を務めた池田健太氏を始め、BMFの協力も得、当サークルの作品群の中でも出色の完成度を誇る作品に仕上がった。おかげで初めて広島以外での上映オファーも頂き、イチヱンポッポの全国交流の足がかりともなった、思い出深い作品でもある。


ひろしま映像展96 入選
・第16回市民文芸作品募集(文芸ひろしま)シナリオ部門三席(脚本)

 

 8mmフィルム故、なかなか上映の機会に恵まれない、もしかしたら今回が最後の"一期一会”になるかもしれない作品です。18日には是非会場へ足をお運びください!!(^^)

 

 

 

 

 

「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

日時 2021年7月18日(日)
会場 広島市中央公民館 研修室4
    (広島市中区白島町24番36号)

入場無料(定員各回18名)
主催 イチヱンポッポフィルム/演劇企画室ベクトル
協力 BOX MAN FILM
後援 (公財)広島市文化財

上映作品 『もっと、素直に…』(胤森淳監督)
       『思い出はあしたから』(胤森淳監督)
       『悪魔の誕生日』(池田健太監督・招待作品)
       『ライダーヒロシマ』(奥一浩監督・招待作品)

上映スケジュール 

    9:30 開場
   10:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   11:15~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
   13:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   14:45~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
      15:45~(約30分を予定)
    アフタートーク
    出演:
    奥一浩(BMF)
    池田健太(BMF)
    胤森淳(IPF)

風評やデマに踊らされるべからず

 先週末、家族の扇風機を買いに、家電量販店にいった。最近はすっかりエアコンに冷房機のシェアを奪われ、今どき扇風機を求める者も少なくなったと思っていたが、意外にも扇風機コーナーのラインナップは実に充実していた。

 

 それというも、件の新型コロナウィルス禍によって、則に言う“ステイホーム”が求められるようになったからでもなかろうが、最近は洗濯物の部屋干しが主流になってきて、そのために扇風機が活躍しているようである。中には室内空気循環を目的としたサーキュレーターが、部屋干し洗濯物乾燥に役立っているので、そちらの市場がそのまま扇風機の人気を押し上げているようである。しかも他にも、昔「ウインドファン」と呼んでいたクーラーの代用品の冷扇風機もいろんな機種が販売されていて、暑い真夏も目前にして、とても繁盛していたようだ。

 

 さて、そんな扇風機売り場の片隅に、とある大きな販促用ポスターが吊ってあって、つい目を奪われてしまった。青を基調としたデザインの中央に大きく写ったモデル(キャンペーンガール)がとても魅力的に見えたからだ。ぱっと見、「北乃きい」かと思ったが、後で調べてみると、福本莉子という女優だった。何でも「東宝シンデレラ」グランプリの実績を誇る女優だそうで、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』にも今を時めく浜辺美波と同等の主役クラスで出演しているのだそうだ。しかも、昨年観賞した『映像研には手を出すな』にも、大生徒会の“切り込み隊長”阿島九役で出演していて、実はすでに彼女の演技は観ていたようだ(;^_^A

 

 

 

 それにしても、彼女がキャンペーンガールを務めるのは、あの「株式会社コロナ」である。どちらかといえばストーブなどの暖房機器、というイメージが強いが、こうやって冷房機器にも参入しているようである。この「コロナ」という企業は、どうしても昨今の新型コロナウイルスの影響を、また違った形で多大に受けている感がある。それ故、イメージが優先される女優である福本莉子なり彼女の所属事務所が「コロナ」のCMガールにGOサインを出したのはきっと勇気がいったろうし、その意気やよし、との思いに駆られる。

 

 当然「コロナ」社と新型コロナウイルスには何の関係もない。むしろ風評被害の犠牲者ともいえる。しかし、この風評というか根拠のないデマに簡単に振り回されるのが、日本国民の悪しき習性だ。狭い島国に1億2千万もの人口が犇めき、他者と同調することで自我を確立させている国民性ゆえの事態だが、これが同調圧力を生み、誰が声の大きなものの言動を大して吟味せず鵜呑みにして突き進む(ある種流行もこれと同じ原理)ことに繋がっていく。「コロナ」社にしても、社員の子供が言われなきいじめを受けたという、本当にやるせない事件も起こった。子供だからと目を背けるなかれ、子供は大人の鏡である!

 

 そんなことを考えると、当たり前ながら量販店に「コロナ」のポスターが大きく貼りだされ、「コロナ」の商品が並び、そして購入され、こんなかわいい子がキャンペーンガールを務める状況に、「所詮、金が絡んでるから」と思いつつも、ちょっぴりホッとするのである(;^_^A

一期一会の8mmフィルム上映会まであと一週間!

 いよいよ今週末18日に、当団体イチヱンポッポフィルム結成35周年記念にして、演劇企画室ベクトルとの共催企画(そしてBOX MAN FILM 協力による)上映イベント「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」まで一週間を切ってしまいました。1980年代まで自主映画の主流であった8mm映画及び8mmフィルム上映会は、新たなメディアとして急成長を遂げたビデオに取って代わられ、90年代辺りから廃れ始め、21世紀になってからは、広島ではおそらく2007年4月に当団体が開催した「20周年記念上映会」を最後に、制作はおろが上映活動まで長い休眠に入ったように思われます。 

 

 

 それがこの数年、広島市映像文化ライブラリーの恒例行事「ひろしま映像ショーケース」で何回か8mmフィルムをテレシネしたビデオを上映して頂き、意外といい反応を頂戴したこともきっかけとなって、この度、まさに14年ぶりの8mm映写機による上映会を企画した次第です。

 

 

 

 

 デジタル信号の集合である昨今のデジタル映像と異なり、実際の風景・演技を光学的に焼き付けたポジフィルムを、直接映写機の光源によってスクリーンに投影する8mmフィルム上映は、まさにアナログ技術の極致! しかも1本しか存在しないオリジナルのフィルムを、物理的に映写機に通すため、上映の度に細かな傷が生じるのは如何ともしがたい現実で、それ故、微妙な傷が上映ごとに刻まれるため、全く同じ状態のものが毎回上映されることは皆無だったりします。だから8mmフィルム上映会は、文字通り“一期一会”の上映となるわけです。

 

 

 

 

 そんなリスクを背負う上映イベントだけに、少しでも多くの方に観ていただきたいと切に願います。今回は、上映4作品を時間差で2回にわたって流しますので、可能ならばいずれかの回で8mmフィルムを堪能していただけたら嬉しいです!(^^)

 

「懐かしの8mmフィルム自主映画上映会」

日時 2021年7月18日(日)
会場 広島市中央公民館 研修室4

    (広島市中区白島町24番36号)

入場無料(定員各回18名)
主催 イチヱンポッポフィルム/演劇企画室ベクトル
協力 BOX MAN FILM
後援 (公財)広島市文化財

上映作品 『もっと、素直に…』(胤森淳監督)
       『思い出はあしたから』(胤森淳監督)
       『悪魔の誕生日』(池田健太監督・招待作品)
       『ライダーヒロシマ』(奥一浩監督・招待作品)
上映スケジュール 

    9:30 開場
   10:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   11:15~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
   13:00~(2作品/計61分)
    ●もっと、素直に…
    ●悪魔の誕生日
   14:45~(2作品/計88分)
    ●ライダーヒロシマ
    ●思い出はあしたから
      15:45~(約30分を予定)
    アフタートーク
    出演:
    奥一浩(BMF)
    池田健太(BMF)
    胤森淳(IPF)

 

 

『夏への扉』 ~タイムトラベルネタは万能だけどズルい(;^_^A~

 ハリウッドが生んだ生粋のヒロインアクションムービー『ブラック・ウイドゥ』が封切られて最初の週末、件の新型コロナ禍によって散々待たされた上での公開ゆえ、万難を排して、最近とみにお世話になっているイオンシネマ広島西風新都に来場。道路が混雑していたのと駐車に戸惑ったこともあって、来場したのは上映5分前。慌てて発券売り場に向かい、上映3分前までは、確かに『ブラック・ウイドゥ』を観る気満々だったのに、不人気のはずの字幕上映会場はほぼ満員状態。そこから急遽鑑賞作品を『ブラック・ウイドゥ』から『夏への扉-君のいる未来へ-』に変更。あたかも1980年代に『ET』の会場が満員で入れなかった客が別の階の『食人族』に流れたかのように(;^_^A

 

 そんなわけで、元々いつかは観賞しようとは思っていたものの、すっかり“ブラック・ウイドゥ脳”になった状態での『夏への扉』観賞は、その冒頭では流石にいささか戸惑ってしまった(;^_^A

 

 

 さて『夏への扉』である。我々の世代ならば、勢い松田聖子の「夏の扉」を連想しそうだが(;^_^A、本作の原作はかのロバート・A・ハインライン。彼の書いた「宇宙の戦士」がハリウッド映画『スターシップ・トゥルーパーズ』の原作になったのはとても有名な話だが、そんなハインラインが、この手のファンタジー作品を手掛けているとは思いもよらなかった。もっとも原作は核戦争後の1970年代(?!)が舞台の話らしいから、流石右翼系SF作家ハインラインの面目躍如かヾ(- -;) ちなみにこの原作はハヤカワ文庫刊で、翻訳が昭和SF界の巨星・福島正実氏ってのも時代を感じさせる。

 

 本作は本来ならば1年前に公開されているはずで、その時期に観賞しようと思っていた作品だ(結局それが叶わず、昨年6月は急遽『エジソンズ・ゲーム』を観賞)。それ故本作は本作で待ちに待った作品だったんだけれど、少なくとも前半は、カタルシスなき展開に、何とも煮え切らないままやきもきしてしまった。

 

 山崎賢人演じる主人公の宗一郎は、天涯孤独の身ながら、父親や養父の遺志を継いでロボット工学にたぐいまれなる才能を発揮している科学者であり、今は亡き養父の娘である女子高生の璃子(清原果耶)の密かな恋情を感じつつ、研究に没頭している。しかし彼が技術を提供していた企業と、その企業で働く彼の婚約者の鈴(夏菜)の罠に嵌って、研究成果他全てを失い、挙句は(この作品世界の1995年は、既に冷凍冬眠が主流)鈴の関連の企業で強制的に冷凍冬眠させられ、いきなり30年後の2025年に送り込まれてしまう。ここまでの過程は、観ていて何とももぞかしく。「才能はあるが世間知らず、人の心知らずで、自信がなくて優柔不断、それ故すべての行動が見事なまでに裏目裏目」という、まさに広島東洋カープ現監督佐々岡の迷采配を彷彿させるようなじれったく情けないシーンが延々と続く。

 

 しかし全てを奪われ、未来に“追放”されて路頭に迷う宗一郎が、そこで彼の日常生活をサポートするために就いたヒューマノイド・ピート(藤木直人)によって、2025年の価値様式をマスターし、1990年代からタイムマシン開発に没頭していた遠井博士(田口トモロヲ)の助けを借りて、未来と過去を股に掛けた大復讐劇を繰り広げるあたりから、物語は俄然(ようやく?)面白くなっていく。そして、もともと伏線は張り巡らしていたものの、前半の重苦しさを払しょくするような、何とも予定調和なストーリーが後半に展開する。まさに前半で悪党どもの不埒な悪行を散々見せつけた先に、その悪党を闇の処刑人が暗殺することでカタルシスが倍増する、かの『必殺』シリーズの王道テンプレートのように。

 

 2025年の未来で宗一郎をサポートし、果ては彼と一緒に過去にタイムスリップするアンドロイド・ピートが実に良い味を出していて、後半の血沸き肉躍る展開に実に貢献してた。ピートを演じる藤木直人の演技も素敵だった。今までならばこの手の役は、メイドっぽい若い女性の独壇場だったと思うが、今回敢えて中壮年といっていいベテラン俳優・藤木直人を配したおかげで、実に暖かい作りになっている。彼を配した辺り、テレビドラマ『私の家政婦ナギサさん』辺りの影響があったのかもしれない。

 

 それにしても、今回改めて思ったのは。「タイムトラベル」という設定は、実にズルいっていうことだった。過去に遡る能力さえあれば、MCU『アベンジャーズ・エンドゲーム』の例を挙げるまでもなく、どんな物語もできる。何でも出来る。そう考えると、物語の構成上、タイムマシンほど都合のいい機械は他にない。

 

 これはネタバレになるので記述は控えるが、璃子の自分に対する恋慕の念を十分理解しながら、タイムマシンによって1995年に戻った宗一郎が、パラドックスを起こさないように、璃子との再度の別れを決意した上で再び冷凍冬眠をし、改めて2025年に今の年齢のままで甦るんだけれど、そのラストに、涙を禁じ得ない思いがけない“謎”が隠されている。そのシーンを観るだけでも本作を観る価値はあるかな(;^_^A

 

 それにしても、出演シーンは少ないものの、璃子役の清原果耶の存在感は半端なかった。彼女は先に鑑賞した『砕け散るところをみせてあげる』にも、松井愛莉と姉妹設定というルックス上完璧な役柄を演じていたのが印象的だったが、まだ実年齢が本作のキャラクターと同様18歳ながら、その“危っかしい妖艶さ”が秀逸な女優だ。前半のじれったい物語展開の中、唯一の清涼剤といえるのが彼女の活躍だった。1995年という時代を反映してか、ルーズソックスを履いてはいたけれど、セーラー服姿は眩しいくらいだった。普通、そんな彼女に言い寄られて、“2度もふる”(詳しくは劇場で(;^_^A)宗一郎もどうかと思うが、彼をストイックにさせるその年齢差を、清原果耶演じる璃子がいかにして克服するかは、これもまた、ネタバレできない本作の肝といっていいシチュエーションである(;^_^A

 

 

 “エンジンがかかる”までモタモタしてやるせないが、後半の急転直下の展開は、前半のモゾかしさを一気に吹き飛ばす爽快感に包まれておる。原作が原作だけに、時代懸かったオーソドックスな内容ながら、安心して楽しめる作品だったと思うよ(;^_^A

スペクタクル映画 「字幕」を採るか「大スクリーン」を採るか?

 いよいよ今日から、待ちに待ったMCUきってのヒロインアクション『ブラック・ウイドゥ』が封切られた。MCUとしては『キャプテン・マーベル』に次いで、ピンのヒロインアクションとしては2作目となるが、主人公のスカーレット・ヨハンソン演じるナターシャ・ロマノフことブラック・ウィドウは、既にMCUの数多の作品でお馴染みのキャラクターだけに、まさに待望の主演作品といえる。もっとも、彼女は既に『アベンジャーズ/エンドゲーム』において、その犠牲的精神により自らの命を絶っているので、本作はその前日壇とは言え、先にストーリーが発展していかないもの寂しさを感じる。これって、既にブルース・リーの死を知ってから、あの大傑作『燃えよドラゴン』を観る感覚に似ているかな。そういえば、この『ブラック・ウイドゥ』に先駆けて、前の作品で酷く殺されたヒロインが、後にその前日壇として登場する(それでも結局酷い目に遭わされる)、スーパーガールもどきのGIGAビデオがあるそうだけど……ヾ(- -;)

 

 それはそうと、これは本作にも、そして先週観賞の『ゴジラvsコング』にも言えることなんだけれど、最近は字幕より吹き替え版の方が、一日の上映会数も多いし、シネコンの“コヤ(劇場)”も大きなものがあてがわれているようだ。確かに最近は、予告編でもどんな声優・俳優がアフレコしたかが大々的に報じられるし、そのメンバーも実に興味を引く大物タレントだったりする。

 

 

 しかし一昔前は、それってテレビの仕事であって、『スター・ウォーズ』の初放映回に、松崎しげる渡辺徹大場久美子を配した“やっちゃった人選”もあったけれど、今の吹き替え版上映と変わらぬことをやっていたものだ。それに、各TV局がほぼ一週間を網羅して放映していた「〇〇洋画劇場」を観て育った世代にとっては、わざわざお金を払ってTV放映版のような洋画を観たくないとの思いもあって、敢えて字幕版を観るようにしている。

 

 ただ、前回の『ゴジコン』といい今回の『ブラック・ウイドゥ』といい、この手のスペクタクル映画は、やはり同じ劇場でもよりスクリーンが大きなところで、ド迫力を体験しながら観てみたいものである。はるか昔、初めてシネコンに行った時、『ゴジラ ファイナルウォーズ』をまるで試写会の会場のような狭いコヤで観賞する羽目になって、ゴジラ映画といえば、毎回今は亡き宝塚劇場内にあった広島東宝の大スクリーンで観ていた身としては、非常に残念な思いに駆られた記憶がある。

 

 幸い『ゴジコン』では、字幕でもそれなりに大きなコヤで観賞できたが、『ブラック・ウイドゥ』の字幕版は、まさに“試写会クラス”の小さなコヤだ。

 

 果たして字幕を採るべきか大スクリーンを採るべきか……(;^_^A

「東宝チャンピオンまつり」と「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」と

 FaceBookの友達からの情報で、ユニクロがこの度、『ゴジラ対コング』の封切りにリンクしてゴジラ関連のUTを発売することを知った。ユニクロという企業に関しては、安売り実現のためにアジアの人々を安価でこき使う“ブラック企業”ぶりや、国内でも何かと“俺様”的振る舞いをしているので、それに加担するのもしゃくだと思ったが、今回だけは、このゴジラUTのラインナップに「ゴジラ電撃大作戦」Tシャツがあることを知り、結局通販で購入してしまった(通販での購入に関してはnixiの友達からの有難いアドバイスあり)。

 

 

 今回、敢えてユニクロのこのTシャツを購入したのは、何といっても、その胸に、かの「東宝チャンピオンまつり」のロコが記されているからに尽きる(;^_^A しかも背中には『ゴジラ電撃大作戦』のポスターデザインとタイトルロゴが! 元来「チャンピオンまつり」とは、東宝が既に公開済みの特撮怪獣映画の短縮版(当初は新撮低予算ゴジラ映画も)に、TV放映された特撮ドラマ・アニメを散りばめ、そこにアイドルのドキュメント風映画を加えて上映する独特の形式だった。そんな中でも『ゴジラ電撃大作戦』は、オリジナルが『怪獣総進撃』だとは想像もつかないくらい、大胆なタイトル改変がされていて(それ故当時小学生だった私もてっきり新撮映画だと思い込み、劇場でまんまとだまされた経験がある(;^_^A)、まさに「チャンピオンまつり」の象徴的な作品といえる。

 

 

 

 奇しくも来月28日に、コジマホールディングス西区民文化センターにて、「広島発ヒロインアクションチャンピオンまつり」が開催される。本来ならば昨年3月に開催予定だったのに、件の新型コロナウィルス禍によって延期の憂き目に遭った、因縁のイベントだ。だが再開に1年5ヶ月も費やしたおかげで、こうやって「チャンピオンまつり」の象徴というべきTシャツを手に入れることが出来た(;^_^A

 

 というわけで、当日はこのTシャツを身に纏って、舞台あいさつに臨もう(;^_^A

 

 それと、去る先週の『ゴジラvsコング』観賞の後、「GODZILLAvsKONG」のキャップも大奮発して手に入れた。この『ゴジラvsコング』も、しっかり「チャンピオンまつり」テイストの娯楽映画だったし(;^_^A このキャップも「ヒロインアクションチャンピオンまつり」の時にかぶろう(;^_^A

 

 

 おっとその前に、このキャップは撮影現場で被らないと……暑い夏だし……(;^_^A